【プラント設計の基礎】圧力容器の安全対策
圧力容器を熱し続けたらどうなるでしょうか?このブログでも何度も述べているようにボイル・シャルルの法則により圧力容器内の期待はどんどん膨張していきます。
しかし、圧力容器内に逃げ場ありません。結果として圧力容器内の圧力はどんどん上昇していきます。そして爆発(燃焼を伴わないので正確には爆発とは言いませんが)して大きな被害を及ぼすでしょう。
圧力容器の安全対策
しかし、プラントは時には異常な状態に陥ることがあります。それにより、圧力容器内の圧力がどんどん上昇することもあります。
設計するプラントエンジニアはこのような状態を放っておくことができるでしょうか?もちろんそんな状態を放っておくエンジニアはいませんので何らかの安全対策が必要です。
その一つとしては安全弁の設置があります。
安全弁はその名前の通り圧力が上昇しすぎた際に自動的に内部の弁が開き圧力を放出します。つまり、異常な圧力上昇を防ぐために使われます。
ガスでも液体でも圧力容器にはかならず安全弁が使われています(たぶん)。
第二種圧力容器や第一種圧力容器では安全弁の計算書などを提出する必要があるので、必ず取り付けられています。
安全弁以外の対策
なお、圧力上昇に対する安全対策は安全弁だけではありません。
ラプチャーディスク(破裂版)や可溶栓、圧力トランスミッターと自動弁による制御など、安全弁以外にも様々な構成があります。
もちろん、どれがベストということはなく一番良いのは複数の構成を組み合わせることです。
圧力トランスミッターと自動弁の組み合わせは今どきな構成ですが、万が一の場合も考えて安全弁もつけておけば安全性はよりたかまります。
まとめ
圧力容器の以上昇圧に対しては安全弁やラプチャーディスクなどいろいろあります。プラントの構成や使用する状況により最適なものを組み合わせましょう。
一般的に”エンジニア”っていうとプログラム扱うような仕事の人を言うことが多くて、なかなか我々”プラントエンジニア”に結びつかないですよね。
それは転職業界でも同じで”エンジニア”向けの転職プラットフォームはあるのに、”プラントエンジニア”に特化したものはありませんでした。


ところがついに”プラント業界専門の転職求人プラットフォーム”ができました!
それが「プラント特区」です。
「プラント特区」の特徴として
- プラント業界専門特化、全国のプラント系企業が求人を公開。
- 企業の採用担当者にその仕事の質問や相談メッセージが送れるSNSライクなシステム。
- メッセージのやり取りは1対1のチャット機能を採用。メールよりも簡単でスピーディ。
- プロフィールを登録しておけば、あなたを必要とする企業からオファーメッセージが届く。
- あなたの名前は匿名ID番号表示なので就業中でも安心。さらに特定の企業を選んでプロフィール閲覧できなくするブロック機能も使える。
- PC/スマホどちらでも使えるので、少しの空き時間があれば新着求人チェックやメッセージ返信が行える。
- 説明書なしでも使えるよう画面構成や機能は極限までシンプル化。
- 求職者会員は無料。
元々プラントエンジニアの仕事をしていた人が立ち上げたサービスですが、比較的古い歴史を持つ業界としてここまで革新的な専門サイトはありませんでしたね。


現在のプラント業界は高齢化・人材不足が深刻です。
電気・計装・配管・機械などの設計職はもちろん、プロジェクトマネージャーや施工管理、安全管理、CADオペ、調達など、プラント事業に関わる様々なプラント特化求人を「プラント特区」は取り扱っています。
この機会に是非登録してみてはいかがでしょうか?