技術士二次試験の最後の関門が口頭試験です。筆記試験に合格しても、ここで落ちる人は少なくありません。特に機械部門は口頭試験の合格率が他の部門と比較して若干低いとも言われています。そのためにしっかりとした対策が必要です。
この記事では、よくある失敗例から準備方法、本番対策までを詳しく解説します。口頭試験を突破し、最終合格を目指しましょう。
口頭試験とは?
技術士の口頭試験とは、筆記試験合格後に実施される人物評価の場です。合格者としてふさわしいコンピテンシー(行動特性)を備えているか、技術者倫理を理解しているか、リーダーシップ・マネジメント力があるかを面接形式で問われます。
時間は20分程度です。提出した業務経歴票や筆記試験での論文をベースに質問され、場合によっては想定外の質問も飛んできます。
そして重要なのが技術士の二次試験には科目合格というものがありません。つまり口頭試験が不合格であれば翌年は再度筆記試験からとなります。これはかなりダメージが大きいです。
そして科目によっては合格率が80%程度の場合もあります。そのためしっかりとした対策が必要です。
なぜ口頭試験を行うのか?
技術士というのは非常に難易度の高い筆記試験があります。なぜこれだけで合格とならないのでしょうか?なぜ口頭試験を行うのでしょうか?
令和7年度 技術士二次試験実施大綱にはこう書いてあります。

つまり口頭試験ではあなたの行動や振る舞いが技術士としてふさわしいか判断するということです。「高い技術者倫理」を備えており、「コンプテンシーに基づいた」実務能力を備えているかを判断する場となります。
不合格になる人の特徴
機械部門は他の部門と比較すると口頭試験の合格率が低いというのが特徴です。難関の筆記試験を合格したにもかかわらず、口頭試験で不合格になるというのは避けたいですよね?
ここでは不合格になる人の特徴についてまとめました。これを避ければ100%とは言えませんが合格することができます。しかし中には受験申込書の段階から気をつけなければならない項目もあるので、申込書の段階から油断はできません。
1. 科目不適合
提出した内容が受験部門・選択科目に一致していないと判断されると、その時点で厳しい評価になります。例えば「機械設計」で申し込んでいるのに、受験申込書の内容が明らかに「材料強度・信頼性」である場合などです。
まだ同じ部門である場合は挽回できるかもしれません。しかし全然違う部門、例えば「化学部門」と思われたりすると挽回がかなり厳しいです。
受験申込書の段階から内容が選択科目に適合しているか?よく確認しましょう。そのためにも技術士に添削をしてもらい問題ないことを確認してもらう必要があります。
2. 専門用語の間違い、説明できない
業務上でも多くの略語を使用していると思います。例えば機械設計であれば「FTA」「FMEA」「DRBFM」などですね。これらは英語、日本語の正式名称と「どういうものか?」を説明できるようにしておきましょう。
特に「実務経験証明欄」と「筆記試験での論文」で書いたものは全て正確に説明できるようにしましょう。説明できないとそもそもの専門的学識が不足していると疑われかねません。
もし略語を間違っていたら面接の最初に実務経験を説明する場合が多いので、その時に「◯◯と書いていますが△△の間違いです」ときちんと説明しましょう。
私の事例では「PERT」について試験管から
- 「あなたの業界特有の用語かもしれませんが、PERTというものに関して説明してもらえますか?」
と言われました。その場合も丁寧に正式名称からどういうものかまで説明しましょう。
3. 主語が「自分」になっていない
技術士は個人に与える資格です。あなたがいくら大きな会社で勤めていようが、大きな組織と協働していようが関係ありません。重要なのはコンピテンシーに基づき、自分で考え、自分で決断して、自分で実行できるかです。
そのために「自分」が主語になっていないと技術士として相応しくないと評価されかねません。「会社が〜〜」、「◯◯団体と〜〜」などの応答は不要です。あくまでもコンピテンシーに沿って自分がどう行動してきたかを説明してください。
実は私もここで大きなミスを犯しました。倫理に関して聞かれた時に、どちらかというと「会社として当たり前」なことを答えてしまいました。結果、面接官から
- 「それは会社として当たり前ですよね?あなた個人としてはどうお考えですか?」
という指摘をもらってしまいました。なんとか挽回できた(ので技術士に合格できたと思っていますが)ので良かったですが、試験本番は緊張もしていると思うので頭が真っ白になりかねません。
十分注意してください。
4. 倫理的に問題がある解答
技術士は高度な倫理観を持ち合わせている技術者です。そのため倫理違反の回答は一発アウトになります。倫理に関しては必ず質問されます。そのため必ず過去の事例の調査や、直近の事例の調査や自分がこれまで関わってきた業務でどのように対応したかまとめておきましょう。
特に過去の事例を引き合いに出す場合に注意したいのが質問によっては
- 「◯◯の事例以外で解答をお願いします」
と言われる可能性があるので、幅広く倫理に関して調べ自分の意見をまとめましょう。
他の人から聞いた体験談
倫理に関して質問された際に、自社の事例を聞かれたが用意しておらず頭が真っ白になったので、自社の倫理的な問題について話をしたそうです。そして試験官から
- 「ではあなたはどう対応していますか?」
と聞かれた結果、ここも頭が真っ白になっていたので
- 「特に対応していません」
と答えたそうです。そして試験管から
- 「それはダメじゃない?」
と言われ、その後の質問には答えたが結果は不合格
5. コミュニケーションができない
質問に対して的確な答えができない、黙ってしまうなどは致命的です。普段からコミュニケーションが苦手な人はいると思いますが、そういう人ほど模擬口頭試験を受講して訓練しましょう。
6. 質問の意図を汲み取れない
聞かれた質問に対して答えることができないと、コミュニケーションというコンピテンシーから不合格となる恐れがあります。今自分が何に対して聞かれているのか?それを瞬時に理解しましょう。
これも模擬口頭試験を何回も受講することで訓練しましょう。
私は実際の試験の時に
- 「マネジメントをしてきたと思いますが、評価はどうやってきましたか?」
と聞かれたので
- 「評価という観点からでいいですか?」
と聞き返しました。質問の意図がわからない時はしっかりと聞き返すことも重要です。
口頭試験の準備
● 再現論文の作成
筆記試験が終了したらすぐ再現論文を作りましょう。私は筆記試験終了後にすぐに再現論文を作成しました。そのためにも問題用紙に骨子を書いておきましょう。極力ですが正確に再現することが必要です。
さらにその筆記試験の内容を見直すことも必要です。特に選択科目(Ⅲ)の評価がBだった場合は試験管から
「どうしてこういう対策をとったのですか?」
など聞かれる可能性もありますのでよく見直しておくとともに、内容に関しても再考することをお勧めします。
● 業務経歴の再確認
提出した業務経歴を詳細に振り返りましょう。上記に記載した通り略語の確認、「業務内容の見直し」を実施しましょう。業務経歴に不備があると口頭試験で苦労しますので不備がないかもう一度確認しましょう。
また、業務経歴の詳細に関しての説明を求められる場合がありますので、1分、3分、5分などで簡潔に説明できるようにしておくのもお勧めです。
ところがこの段階ではすでに申込書は提出しているわけなので、大きな不備があると口頭試験本番で挽回するしかありません。しかし、口頭試験は20分しかなくその中で申込書の挽回をすると全てのコンピテンシーを聞くことができず、結果として不合格になる恐れがあります。
よって、申込書を作成する段階から口頭試験を意識しましょう。

● コンピテンシーの理解をさらに深める
口頭試験もコンピテンシーにもとづき評価されます。口頭試験で求められるコンピテンシーは以下のようになります。

つまり「専門的学識」と「問題解決」に関しては問われません。しかし、実務経験証明書や筆記試験論文の中で疑問点があれば聞かれる確率が高いでしょう。
実際に重要視されるコンピテンシーは以下のようになります。
リーダーシップ
技術士に求められるリーダーシップとはなんでしょうか?決して「人の先頭にたつ」ということではないことを理解してほしいと思います。他のコンピテンシーもそうですが再度理解を深めることが重要です。
・業務遂行にあたり、明確なデザインと現場感覚を持ち、多様な関係者の利害等を 調整し取りまとめることに努めること。
・海外における業務に携わる際は、多様な価値観や能力を有する現地関係者ととも に、プロジェクト等の事業や業務の遂行に努めること。
技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)より抜粋
ここで求められていることは「利害関係者との調整」と「多様な価値観を受け入れること」です。海外における業務を経験していない人は「利害関係者との調整」と覚えてください。これはただ単に「打ち合わせで説得してもらった」ということではなく、あくまでも「技術的解決策」に基づくものです。
- 利害関係者とQCDの観点でトレードオフが発生した際に、技術的解決策から通用案を提示する。
ここでいう利害関係者は社内、社外問わない。重要なのは「技術的解決策」と「中庸案」ということ。
- 利害関係者はできれば社内、社外、周辺住民・行政などで用意した方が良い
→口頭試験で「社外とは何もないのか?」と聞かれる可能性もある。 - 技術的解決策を忘れずに
→ただ単に「言われたのでやりました」ではリーダーシップではない - 技術的解決策が倫理違反にならないように
→例えば無理やり値段を下げたとなると下請法違反の可能性
マネジメント
技術士に求められるマネジメントはなんでしょうか?
・業務の計画・実行・検証・是正(変更)等の過程において、品質、コスト、納期 及び生産性とリスク対応に関する要求事項、又は成果物(製品、システム、施設、 プロジェクト、サービス等) に係る要求事項の特性(必要性、機能性、技術的実現 性、安全性、経済性等)を満たすことを目的として、人員・設備・金銭・情報等の 資源を配分すること。
技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)より抜粋
簡単にいうと資源(リソース)の配分です。重要なのは「分けて配ること」なので間違っても
- 上司に話をして予算を増やしてもらった
- 人事にお願いをして人を増やしてもらった
という回答ではいけません。これらは技術士の業務ではないからです。限られているリソースをどのようにな根拠や技術的解決策を持って配分したのか?どのような優先順位づけをしたのか?そこが非常に重要です。
- 工程表を作成しその中でクリティカルパスの遅延が発生しないように人員配分を実行した
- 予算表を作成して適時予算管理をして予算不足とならない範囲で必要な工程に配分した。
このようにリソースの状況を明確化することで適時配分するようにすることです
- 技術的解決策を持って調整するというのがベストですが、あくまでも「資源の配分」です。説明の仕方を誤るとリーダーシップになりますので注意しましょう。
- ただ単純に「工期を減らしました!」ではだめ
評価
評価はただ単に「うまくいきました!」ではありません。一つのプロジェクトなりを終えたら「うまくいったこと」もあれば「うまくいかなかったこと」もあるでしょう。さらにその「うまくいったこと」「うまくいかなかったこと」を次の仕事にどう活かすか?なども考えるはずです。
つまり業務の成果や波及効果を次への改善に繋げることです。コンピテンシーにもこう書いています。
業務遂行上の各段階における結果、最終的に得られる成果やその波及効果を評価 し、次段階や別の業務の改善に資すること。
技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)より抜粋
重要なのは次の業務にどう活かすか?という点と「こういう技術があればもっと上手くいく」、「将来的にはこういうことも考慮する」などの考えです。
単に「うまくいきました」「うまくいきませんでした」ではなくてどういうことをして上手く行ったのか?上手くいかなかったのか?が重要です。例えば
- 今回は最適な材料が見つからなかったため最適なメンテナンス計画を立てることで目標を達成することができた。しかし、今後は◯◯な技術があればさらに最適化ができるので引き続き技術動向を調べていく
- 今回の導入は若干オーバースペックであるとも捉えられる、しかし機器寿命、公益の確保の点からは最適だと評価している。今後も単なる寿命延長ではなく公益の確保という点から、最適な機械設計を進めていく。
技術者倫理
技術者倫理というのは簡単に言え「公益の確保」です。もちろん実際の口頭試験で「公益の確保をします」と言っても「具体的には?」と聞かれます。コンピテンシーの中ではというと
・業務遂行にあたり、公衆の安全、健康及び福利を最優先に考慮した上で、社会、 経済及び環境に対する影響を予見し、地球環境の保全等、次世代にわたる社会の持 続可能な成果の達成を目指し、技術士としての使命、社会的地位及び職責を自覚 し、倫理的に行動すること。 業務履行上、関係法令等の制度が求めている事項を遵守し、文化的価値を尊重す ること。
・業務履行上行う決定に際して、自らの業務及び責任の範囲を明確にし、これらの 責任を負うこと。
技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)より抜粋
重要なのは「公益の安全、健康、福利」かつ「環境の保全」です。そしてこれらに関してこれまで具体的にどのような取り組みをしたか?単純に技術士の「3義務2責務」や「技術士倫理綱領」の確認をするだけではなくなってきました。
- 倫理に関しては普段どのように意識して仕事をしているか?
- 社内で倫理違反を見つけたらどうするか?
- ◯◯の事例に関して倫理の観点から考えを聞かせてください
- あなたがこれまでに見た倫理違反はなんですか?
のように抽象的な質問から具体的な事例まで質問の幅が広いのが特徴です。
特に具体的な事例では過去の事例よりも直近数年間の事例の方が良いと思われます。過去の事例は解説などが溢れていますからね
上記にも書いていますが
- 倫理違反の回答は一発アウト
- 自分がどう行動してきたか?自分はどう思うか?自分を主語にする
- 単に3義務2責務を暗唱できれば良いというわけではない!
→でも覚えることが必要 - 同様に技術士倫理綱領を覚えれば良いというわけではないが、覚える必要はある!
→技術士倫理綱領は2023年に一部変更されいる。なぜか?
継続研鑽
継続研鑽は単純に「今後も勉強していきます」という単純なものではありません。もちろん専門技術の知識を向上していくというのも重要ですが
- 専門誌購読などの受動的な継続研鑽
- 論文発表などの能動的な継続研鑽
この二つの観点から語ることが重要です。注意すべき点は具体的に説明できるようにしておくことです。
また、技術士CPD制度がどのようなものかも勉強しておきましょう。
想定質問集
想定質問集は必ず作る必要があります。色々な書籍に過去の質問例などが記載されていますので、必ず作りましょう。
ただし、その回答がコンピテンシーに基づいているかはまた別問題です。必ず模擬口頭試験を受けるか、技術士の方にチェックしてもらいましょう。
模擬口頭試験は受けるべきか?
何度もこの記事にも書いていますが模擬口頭試験は必ず受けましょう。意外と受けてみるとわかりますが、思っているより全然回答できません!一部通信教育では模擬口頭試験はないですが、その場合でも別の団体などが行なっている模擬口頭試験を必ず受けましょう!
最低3回は受けたい
できれば3回は受けましょう。
- 1回目:全然思ったより答えられない
- 2回目:1回目よりは答えられるが、模擬面接官が別の人になると違う視点で質問してくるので、想定質問集のブラッシュアップにつながる
- 3回目:やっとスラスラ答えられる。さらに想定質問のブラッシュアップを重ねる
1回で完璧にできる人はそういないと思います。
ブラッシュアップを重ね、自信を深める
最初はうまく答えられなくてもOKです。振り返り→修正→再チャレンジの繰り返しが合格への近道です。不安であれば何度も繰り返すことで、想定質問集もブラッシュアップされます。
試験当日の対策
試験当日の対策です。技術士二次試験の口頭試験は公共機関の遅れなどが考慮されません。そういう意味では前日入りすることが必要など、なかなか地方に住んでいる方にとってはハードルが高いです。
また、当日は非常に緊張します。心に余裕を持つためにも前日入りは必須です。
服装はスーツ(ネクタイも忘れずに)
当然ですが服装はスーツです。ジャケパンスタイルはやめた方が良いでしょう。技術士というのは国家が承認した最高位の技術者です。そのために必要なのは信頼感です。そういう意味ではできる限りフォーマルなスーツで臨みましょう。
「このご時世にそんな古いこと言ってるの?」と思う方もいると思いますが、逆に考えて「最高位の技術者」がラフな服装できたらその人を信じられますか?そういうことも考えて服装を選びましょう。
私が服装で注意した点は
- スーツ、特にスーツパンツがシワになるとだらしないので、ホテルはズボンスプレッサーのあるホテルに宿泊
- 靴も同様に前日に磨いておく
- ワイシャツはボタンダウンは避ける。ボタンダウンシャツはカジュアルな印象にあるので避ける。色は無難な白とした。
- ネクタイは派手にならないもの
となります。ここまで気にする必要があるかはわかりませんが、少し気をつければいいことだけですよね。
前日には試験地に到着しておく(余裕を持つ)
公共交通機関の遅れなどは考慮されません。大雪が降ろうが台風が上陸しようが、基本的に遅れたら自動的に不合格です。もし不合格となれば再度筆記試験からスタートです。
せっかく長時間勉強をして高難易度な筆記試験を乗り越えてきたのにこれは非常に勿体無い。そうならないためにも、試験当日に移動ではなく前日に、そしてなるべく早い時間に移動しましょう
試験会場までのルートを事前確認
前日に移動したら会場までのルートも確認しておきましょう。これも当日移動で無駄な時間を浪費しないためです。
近くのカフェも調べておくと便利です。試験時間によっては、ホテルのチェックアウト時間からかなり後に試験の場合もあります。一応試験会場でも待機できますがめちゃくちゃ重い空気です。
私が受験した際の試験会場は「TKP品川カンファレンスセンター」でした。近くに喫茶店もありましたが混みそうだったので、品川駅近くの「ドトールコーヒー」で再度想定質問集などを見直しました。
終わったらすぐに再現作成!
試験終了後はすぐにその場で内容をメモしましょう。再現を作成しておくことで、後進の指導や、もし再受験となった場合にも役立ちます。
間違っても録音はしないように!私はパソコンを持ち歩いていたので、新幹線の待ち時間の合間にカフェで再現をすぐに作成しました。
参考書籍
口頭試験対策には模擬口頭試験が一番ですが、想定質問集などを作るには多くの書籍を参考にしました。
技術士第二次試験「機械部門」完全対策&キーワード100 第6版
当ブログでも何回か取り上げている書籍です。二次試験対策全般についての書籍ですので口頭試験に特化したわけではありませんが、口頭試験の合格率が低い機械部門では必須の対策本です。
技術士第二次試験「機械部門」完全対策&キーワード100 第6版
技術士第二次試験「口頭試験」受験必修ガイド
書籍名だけみると口頭試験に特化した内容に見えますが、口頭試験で重視される申込書の作成方法から解説しています。ですので、申込書を作成する段階で購入しましょう。
質問例や不適切な解答例が記載されていますので、口頭試験の対策としては必ず購入しておきたい一冊です。
まとめ
技術士二次試験の口頭試験は、知識よりも人物評価が重視される試験です。筆記試験での成果を活かすには、「技術士としてふさわしい考え方・行動」を論理的かつ具体的に示す必要があります。
特に、再現論文・業務経歴・コンピテンシーの理解と準備は必須です。また、質問の意図を正確に汲み取り、リーダーシップ・マネジメント・倫理観といった資質能力を示せるよう、模擬試験などで訓練を重ねましょう。
当日は服装・移動・ルート確認まで万全の準備を行い、心に余裕を持って臨むことが成功への第一歩です。この記事を参考に、自信を持って口頭試験に臨み、最終合格を勝ち取りましょう!
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