【プラント設計の基礎】施工管理(現場監督)の持ち物、現場で役立つ便利なグッズを解説!

みなさんこんにちは、プラントエンジニアのヤンです。

現役プラントエンジニアが教えるプラント設計の基礎知識。学校では教えてくれないことを中心に、実務に直結する内容を書いていきます。

今回は「現場監督をする際の必需品」について語っていきます。

どんな現場でも「現場ごとの必需品」がありますがよほどのことがない限り「これを持っておこう!」というものも存在します。

一度購入すれば数年は使える便利な道具を紹介していきます!

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目次

現場に行く前に自分が持っているか確認してください!

  • 持ってないと現場に入れないものもあるのでぜひ一度確認してください!もちろん最終確認は客先にしてくださいね!

僕が現場監督をする際に必ず持っていくもの一覧をまとめました!持っていないと作業できないものから、持っていると便利なものまで一通り上げました。

これからプラント建設現場の現場監督に向かう人で、何を持っていったらよいのかわからない人に参考になれば幸いです。

一部は必需品ですが一分はあると役に立つ便利グッズなので分けて解説していきます。

必需品

必需品

ヘルメットや安全帯などの安全用具は現場監督をする際の必需品となります。

会社によっては脚絆まで必須ではないところもありますが、つけていても怒られることはないので用意しておくのが無難です。

また、ヘルメットも会社によっては電気作業用というのもあるので注意して選定するようにしましょう。

ヘルメット

  • まぁ基本ですね。ヘルメットに安全講習修了証を張り付けている人も多いはず。

大体は会社から支給されていると思うので、自分で買うことは無いと思うけど現場管理では必須です。現場によっては帽子でも問題ないといわれることがありますが、上から何が降ってくるかわからない現場では防止では意味がないので必ずヘルメットを着用しましょう。

なお、ヘルメットによっては一般作業用と電気作業用がります。

僕は一度ヘルメットは一般作業用+電気作業用でないと認められない現場があったので、それからは常にそのヘルメットを持ち歩いています。

また、衝撃吸収ライナー有・無もあるがそれ程値段が変わらなければついている方が良いと思います。

ヘルメットは安いものは2000円位からありますけどバイザー付きになると高いです。

ミドリ安全 ヘルメット 一般作業用 電気作業用 SCMB RA KP付 ホワイト

ミドリ安全 ヘルメット 一般作業用 電気作業用 SCMB RA KP付 ホワイト

ミドリ安全 ヘルメット 一般作業用 電気作業用 スライダー面 SC19PCLS RA3 αライナー付 ホワイト/スモーク

ちなみに折りたたみヘルメットはあくまでも緊急用ですので常用しないようにしましょう

ミドリ安全 折りたたみ 防災ヘルメット TSC-10N Flatmet2 フラットメット2 国家検定合格品 ホワイト

安全帯

  • こちらも基本。しかしフルハーネス型が義務化されて買いなおした人も多いはず。

基本的に高所作業をするとき以外は必要ないが、現場によっては常に着用を義務付けているところもあします。また、工具袋をつけておけばちょっとした工具、モンキーやドライバーなどを収納することができるので便利で非常に便利です。

こちらも個人的に、やはり現場作業する上でいつ高所作業するかはわからないので、常に着用することをお勧めします。

ただしものによっては、セーフティブロック用のD環が付属していないものもあるので注意してください。購入するときはD環が付属しているものがお勧めです。

また、ランヤードは巻取り式がお勧めです。巻取り式ではないやつをうまく体に巻いて作業しているのもかっこいいですが、実際は非常に邪魔です。

2019年2月からフルハーネスの着用が義務化されました。詳しくは「「墜落制止用器具の安全な使用に関するガイドライン」を公表します」を参考にしてください。

実はこの改定された労働安全衛生法なのですが・・・結構厄介です。

例えば、フルハーネスでも

けっこうややこしいフルハーネス型安全帯
  • ランヤード伸縮式(ショックアブソーバー付き)だと高さは6.75メートル以上(建設業では5m)で義務化。
  • それ未満は腰ベルト(1本吊り)でもいい??(2m以上、6.75m未満ということ?)
  • ただし、フルハーネスでもランヤード巻取り式だと2m以上から使える。
  • セーフティブロック用には専用のランヤードが必要。

と、なんか高さによって安全帯使い分けるとかわけわからんことになっています(間違っていたらすいません)。

それなら、ランヤード巻取り式以外は安全帯として認めなきゃいいのに、そこまで細かい規制をしないのが理解できないところ。

というかランヤード巻取り式はあまり売ってなくて、そして高い!

もうちょっと現場のことも考えて法律作ってほしいですね。

ということで個人的にはフルハーネスでも腰ベルト式でも巻取り式がおすすめです。特にフルハーネスである場合は伸縮式だと2m程度の高さどと使えませんし、そのたびに腰ベルト式にする必要がありますから。

ミドリ安全 フルハーネス安全帯 新規格 背 MHT-1-M/L

ミドリ安全 3M フルハーネス安全帯 新規格 背中X腿V字 ワンタッチバックル MHT-1-M/L
ミドリ安全(Midori Anzen)

[新規格適合] 3M 巻取り式ランヤード 軽量型 ツイン(タイプ1) DBI-サラ Nano-Lok Light 3101740 軽量型

藤井電工 新規格 胴ベルト型安全帯 リトラ 黒 Mサイズ TB-RN-590-BLK-M

脚絆

  • 脚絆は現場によって結構まちまちです。わたしは常に付けましたけど義務化していないところも多かったです。

ズボンの裾がぶらぶらしないように止めるもの。これも、現場工事では必須となるところが多いです。

キャンバス地などでできているものもありますが、個人的にはメッシュタイプがお勧め。夏にキャンバスは暑い。

また、止めるのもボタン式は面倒くさいのでマジックテープがお勧めです。

MG-N 脚絆メッシュ フリーサイズ

MG-N 脚絆メッシュ フリーサイズ

手袋

  • 軍手はお勧めしません!すべるし引っ掛かるので豚側のものがおすすめ!

軍手は滑るし引っかかるのであまりお勧めできません。個人的にお勧めするのは皮手袋です。とはいっても牛革の溶接用などは現場作業ができなくなるので、豚革の柔らかいものがお勧めです。

ただし、現場で作業が多い場合には作業性を考慮した手袋があるのでそちらを購入した方が良いと思います。

ゴム製のグリップが強いのもありますが、鋭利なものが多い現場では万が一のことを考えると、革性のものを購入するのをお勧めします。

ぶっちゃけ100均でもいい!

TRUSCO(トラスコ) マジック式革手袋 Lサイズ TYK-129L

TRUSCO(トラスコ) マジック式革手袋 Lサイズ TYK-129L

安全眼鏡

  • 眼鏡でも代用可という現場もあります。

これも現場によっては必須かもしれません。個人的には施工監督程度で特に作業するわけでもなければ、普通の安全眼鏡でよいと思います。

完璧な防御の安全眼鏡を付ける場合は、ヘルメットに取り付けて使用することをお勧めします。

あと、気を付けてほしいのが耳掛けの部分です。ここが合わないと耳が非常に痛くなるので、購入する前に鋭利な物でないかを確認しましょう。

TRUSCO(トラスコ) 二眼型安全メガネ(フレーム黒色)

TRUSCO(トラスコ) 二眼型安全メガネ(フレーム黒色)

現場によってはメガネタイプだとダメで完全に周囲からの異物などの侵入を防ぐ構造のものが必要になります。

ミドリ安全 保護めがね ビジョンベルデ ゴーグル ゴーグラスR 曇り止め加工 フレームカラー : ライトブルー/グレー VG503F

あったら便利なもの

あったら便利なもの

ここからはあったら便利なものとなります。が、私の場合は全て持ち歩いていました。

はっきり言ってなれるとこれらがないと仕事にならないと言う感じですね。

しかし、食品工場などでは異物混入の危険を除去する目的で、カッターやシャープペンシルは持ち込み不可能な現場もあるので注意してください。

ライト

  • プラントの建設現場は建屋の中は暗いことが多いので持っていたほうがいいですね。あと、深夜まで工事することもあるので(笑)。

これは無ければ仕事ができないことは無いが、まだ照明も通っていないプラントの中で仕事をする際には必須です。あと、できればヘルメットに取り付けられるものが良い、その方が両手が開いて作業しやすいからです。

また、少しくらい重くても電池がたくさん入るやつの方が良いです。電池切ればかり起こしていてはストレスがたまるからです。

さらに屋外作業用に防塵・防水使用であれば完璧。

GENTOS(ジェントス) LED ヘッドライト デルタピーク 【明るさ400-600ルーメン/実用点灯3.5-7時間/非接触センサー

コンベックス

  • ちょっとした寸法測定するのに必須ですね。

現場でのちょっとした寸法測定に必須。

特に突然の配管工事の時や、現場で何か製作物(安全策等)を突然製作する状況になって、自分で図面を書く際には必須のものといえる。

ホームセンターに行くと数多くのものがあるが、僕がお勧めするものは下記の仕様のものです。

僕のおすすめするコンベックスの仕様
  • 長さは5m以上。
    5m程度あれば大体のところは測定できるし、低床トレーラーなどの通り道の高さも測定できる。
  • 幅は25mm以上。
    幅があまりないとすぐに折れて使用するときにイライラするので。
  • ロック機構付き。
    大体の者はついているが一応。
  • 爪にマグネット付属。
    狭いところなどに物を落とした時に役に立つが、鉄粉などがつきやすくなるという諸刃の剣
  • JIS1級品。
    仕事をする上で道具というのは非常に重要になるので、かならず検定品を使う。

このぐらい。まぁ、別にこだわらない人は1000円もしない安いやつでもいいと思うが・・・やはりきちんとした道具を使ってる人は周りからみても安心感が出るので、これ以外の道具もきちんとしたものを使用することをお勧めします。

タジマ 剛厚セフコンベ G3ゴールドロックマグ爪 5.0m 25mm幅 メートル目盛 GASFG3GLM25-50BL

カッター

  • プラントの建設現場では荷物もたくさん来るので開封用に。あとはシールテープはがす時とか結構使えますよ。[

段ボールの梱包はがす時やシールテープを取るときなどに使用。あまり大きいものは持って歩くのが面倒なので小型の物でクリップ付きがお勧め。

食品工場では持ち込みが禁止されている場合があるので注意!

オルファ(OLFA) リミテッドSA 小型カッター Ltd-03

オルファ カッター リミテッドSA Ltd-03

シャープペンシル(0.5mm)

現場で図面書いたりする時やメモするときにはボールペンよりもシャープペンシルをお勧めします。理由としては

僕がシャーペンをおすすめする理由
  • 消せる。フリクションでも消せますが温度が高くなると勝手に消えてしまうので。
  • 水にぬれてもある程度は大丈夫。

との理由から僕は必ずシャープペンシルを持ち歩いています。普段は0.3mm愛用ですが、現場では折れたり、後は筆圧が高いと消しにくいので0.5mmにしています。

シャープペンシルであればなんでもいいと思いますが、個人的にはぺんてるのグラフ1000がお勧めです。

今時のシャープペンシルのような機能(クルトガやオレンズ)はありませんが、ものすごく書きやすいです。

重心が完璧なので持ち手が細いのに手にしっくりときます。

こちらもカッターと同様に食品工場では持ち込み禁止のところがあるので注意!

ぺんてる シャープペン グラフ1000 フォープロ PG1005 0.5mm

ぺんてる (PG1005) シャープグラフ1000 芯径:0.5mm

クリップボード

  • 現場で書類持ち歩いたり、図面書いたりするときは必須!

現場で書類持ち歩いたりする時に、クリップボードに挟んで歩けば書き込みもしやすいしバラバラになりにくいので必須です。

A4用とA3用がありますが、僕はA4は折り畳み、A3は普通のものを使用しています。

折り畳みのクリップボードにA3の図面を一時期挟んでいましたが真ん中に書き込もうとすると図面に穴が開いてしまうので、二つ持つ必要がありますがA3用にも購入しました。

コクヨ クリップボード H A3 長辺とじ 灰 ヨハ-H93NDM

養生テープ

  • ちょっとした注意書きやフランジの養生、何かの固定など結構使えます。

ドアに注意書きをしたり、物を少し固定する際にお勧め。はがす時もきれいにはがせる。また、フランジの養生やブルーシートの固定など意外と多用途に使えます。

持ち歩くのが面倒ですが、安全帯用に別途D環を購入してそこに通すと意外と苦にならず持ち運べますよ。

ダイヤテックス パイオランクロス養生用テープ Y-09GR 50mm×25m 緑 [マスキングテープ]

野帳

  • 意外と知られていないですが・・・屋外でメモを取るときは非常に便利です。

手帳じゃなくて野帳です。

屋外で使用するのを考慮して作られているので、表紙も裏表紙も硬めに製作してあります。その為、立ったままメモを取るのに最適です。

普通の野帳と耐水性のあるポリエステル製のものが存在しますが、雨の時などでも作業する際には非常に重宝します。

両方使用したことがありますが、現在ではポリエステル製の方を使っています。

コクヨ ノート 測量野帳 スケッチ 白上質紙 40枚 セ-Y3

デジタルカメラ

スマホを持ち歩いている時代にわざわざデジタルカメラを持ち歩く必要もないかもしれないが、落としたり、水にぬれたりすることを考えると専用のものを持つのがお勧めです。

僕はリコーの「PX」をヤフオクで安く購入しましたが、新品で買うなら別の物をお勧めします。

ただ、現場の写真撮るだけなので中国製の安いものでも問題ないと思います。

長靴

工事現場によっては水はけが悪くて、雨が降ると冠水する現場もあります。僕も一回そんな現場に当たり、長靴が無くて靴下をびしょびしょにしながら仕事をしました(2月に)。

なので、長靴はできれば用意しておきましょう。

プラント建設の現場監督する際の必需品:まとめ

まとめ
  • プラント建設の現場監督はいろいろと必需品がある。
  • 基本的に安全に関するヘルメットや安全帯は必須です。
  • それ以外にもライトやコンベックスなどいろいろあるが自分が必要だと思うものから揃えていこう。
※無料で利用できるプラントエンジニア専門の求人プラットホーム

近頃は転職サイトも非常に多いですが”エンジニア”向けの転職プラットフォームはあるのに、”プラントエンジニア”に特化したものはありませんでした。その為、総合転職サイトで求人を探してもなかなか見つかりにくい状況ですよね?そこでおすすめなのが「プラント特区」です。”プラント業界専門の転職求人プラットフォーム”ですのできっとあなたに合った求人が見つかるはずです。

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