【技術士試験】技術士二次試験の添削で失敗…なぜ合格できた?講師選びのリアルな話

令和6年度の技術士二次試験に1発合格しましたが、正直いって運が良かったというところもあったと思います。なぜなら私は、最初の難関と言われる受験申込書の中の「業務内容の詳細」で大きくつまづいたからです。

何につまづいたかというと添削をお願いした技術士のかたが、現在の受験制度をよく理解していませんでした。

令和7年度からはWeb申込書に変わるので受験申込書の内容も変わる可能性がありますが、技術士試験で受験申込書の中の「業務内容の詳細」は口頭試験の合否に関わるほど重要です。

しかし、ここで間違った添削&無駄な時間を使うと、後々に口頭試験で苦労する&試験論文の勉強時間が取れないということになります。私の体験談からみなさん時間を無駄にしないようにしてください。

ここでは主に「業務内容の詳細」も含めた、技術士二次試験の申し込みに関する私の体験談となります。

目次

結論:実績を重視したほうがいい!

いきなり結論ですが業務内容の詳細、試験論文共に「実績を重視」してください!となると結果的に以下のような技術士の方に頼むことになると思います。

添削はこういう人に頼むべき!
  1. 「◯◯年度△人筆記試験、◻︎人口頭試験合格!」など実績を正確に表示している技術士
  2. 長年口座を行っている通信教育スタディングSAT新技術開発センターなど)
  3. 実績&長年継続している技術士によるセミナーSUKIYAKI塾など)

以上のような技術士や団体などに添削をお願いしましょう。もちろん「添削をお願いしした=合格」ということはありませんが、合格率は高くなると思います。

また、これ以外にも以下の点を常に確認しているか確認してみましょう。

こういうところを確認!
  1. 昨年度と当年の「受験申込書」を熟読し変更点を理解している。
  2. 「技術的体験論文」と「業務内容の詳細」の違いを理解している。
  3. 技術士試験の制度変更があった場合、その内容を理解している。
  4. 「一発合格」「総監との併願」などを”過度に強調”してこないか?

試験制度の変更に気づかないまま受験申込書を作成すると、そもそも受験申し込み自体に不備があることとなります。また、過去の技術士試験は「技術的体験論文」を重視していましたが、現在はコンピテンシーを重視しているので、そこを理解しているかがとても重要です。

また、変に「一発合格」や「総監との併願」で合格したという経験を、過度に強調してくる場合も注意しましょう。「一発合格」や「総監との併願」は非常にすばらしいことです。しかしそれイコール優秀な講師とは限りません。

以上のようなことを注意しましょう。

私の体験談

ここからは私の体験談を書きます。色々と書きますが全て実際に体験したことです。私は受験申込書を作成する時は合計で「3人」の方に添削をお願いしました。普通は「1人」ですが後述する通り、最初の添削の方は途中で契約を切ったからです。

最初の添削者

正直いうとあまりこのことは書きたくないんですよねぇ・・・。なぜなら個人批判になるから。とはいっても「こういう人もいますよ」という情報提供という点で記載させていただきます。

最初の方はネット経由で添削をお願いしました。経歴を見ると「1発合格」しており、通信教育などよりもはるかに安価なので申し込みました。が、この人の添削はこんな感じでした。

最初の添削者
  • 自己主張が強すぎる。「俺は1発合格だからすごい」「仕事で毎日忙しい中勉強して合格(みんなそうでは?)」など。とにかく自分がいかにすごい人間なのかという話がすごい
  • 添削をお願いしても「やったことしか書いていない」というアドバイスしか来ない。
    「じゃあ、どう書けばいいですか?」と聞いても「それを自分で考えるのが技術士」という答え。
    「専門用語はこう使いましょう」とか「コンピテンシーから考えるとこういう流れの方が良い」「高等の専門的応用能力とはこういうこと」などのアドバイスすらない。
  • 「私の受験申込書をよく読んでください」と送られてきたが、技術士試験に合格した今でもどこが「高等の専門的応用能力」なのかわからない。
    (あまり書くと特定に繋がるので書けないが、「◯◯mm削ったけどうまくいかないので△△mm削ったらうまくいきました!」みたいな感じ。そこになんらかの技術的な解決策などは書いていない。)

というかんじで全然「業務内容の詳細」が進まないんですよ。提出しても「まだまだ違いますねぇ」としか言われないし。

ただ、頼んでしまったので最後までお願いしようと思いましたが、以下のことからお金を払って中止しました。

途中で契約を解除した要因
  • 「一発合格」といっていたが実は過去に「総監と併願」していた。
    (同じ技術部門なので必然的に勉強はしていたことになる。)
  • 業務経歴証明欄は「証明者の電話番号とメールアドレスの記入で良い(押印は不要)」なのに「サインと押印が必要」としつこく迫る。
    技術士会に聞いても「証明者にメールアドレスを記入してもらってください」と返事。
    それを伝えると「技術士の私のいうことが信じられない?」という返事。
    つまり受験申し込み案内を読んでいないし理解していない。

以上のことから「信用に値しない」と判断をし、添削は途中で解除しました。もちろんお金を払って。

色々言われましたが、おそらくあのまま進めていても完成しなかったと思います。

しかし、添削なしで申し込むのも非常に不安です。特に口頭試験では業務内容の詳細はとても重要なので、この時点で通信教育+ネットでもう一人添削をお願いしました。

なお、この時点で業務内容の詳細は全て書き直しました。

ただし、後述するようにこの方は私の選択科目とは違う科目の方だったことなどもあり、私自身もきちんと調べて添削をお願いする必要があったと反省しています。

2人目(通信教育)と3人目(ネット経由)の添削

通信教育ともう一人ネット経由でお願いした方に再度添削をお願いしました。この時に業務内容の詳細は新たに書き直しています。

この時の添削の結果は以下のような感じでした。

添削の結果
  • 業務経歴は専門分野・選択科目から工夫、目的、技術要素が記入されているので問題ない。単に「◯◯の設計」となっていないのは高評価。
  • 同様に最後の業務が「指導」となっているのが良い。技術者としての成長が見える。
  • 地位・職名は「主任、係長」はあくまでも会社が与えた地位。技術者としてどういう責任の下で仕事を行ったのか?
  • 問題が明確になっていないので課題がどうしてこれなのか明確ではない。また、問題点も定量的ではない。定量的に記載すべき。
  • 解決策が漠然としている。こちらも定量的に記載すべき。
  • 原因特定まではいいけどそこからの対策の流れが唐突。
  • 最終的な成果の記入はこれで良い。ただし、ここで文字数を稼ぐ必要はなく口頭試験で補足をしても良い。その分を現状分析、問題、課題、問題点、解決策などの当てる方が良い。
  • 業務経歴、業務内容の詳細共に略語、技術用語は正式名称(英語、日本語)と説明ができるようにしておくこと。
  • ちょっと内容が他の部門とも取れるような内容である。なぜこれが機械設計なのか?設計工学という観点から説明できるようにすること。
  • 機械工学便覧の「設計工学」は機械設計で受験するなら必読なので必ず読むこと。技術的な解決策は設計工学の観点から一致しているか?口頭試験で問われた際には説明できるようにしておくこと。

と、かなり詳細な指摘をもらえました。これをもとに修正して再度添削をお願いしたところ、100点とまではいきませんが評価をもらえたので、これで提出しました。

どうしてこういうことが起こるのか?

業務詳細の内容は違うにせよ、どうしてこういうことが起きてしまったのか?それは以下のような点にあると思います。

  1. 絶対的な答えがない
  2. 分野が違うと考え方も違う

絶対的な答えがない

これは論文試験にも共通しますが基本的に絶対的な答えがありません。もちろん「受験申込書」に書いてある内容や、「修習技術者のための修習ガイドブック」に書いてあることをもとに書くことがある意味”正解”です。

しかし、やはり絶対的な答えがないこと、さらには人それぞれの考え方の違いがあるので、添削する方とされる方の意識の違いが起こるとすれ違いが起きます。

人によっては合格までの経験が違うので、添削の仕方も人それぞれです。よってこのようなことが起きてしまいます。

分野が違うと考え方も違う

実際に最初の添削者の方は機械設計の技術士ではありません。となると「機械設計」という視点での添削は難しかった可能性があります。

別分野での視点から見ればおのずと「業務内容の詳細」に書くべきことも違ってくるはずです。この点に関してはよく調べずにお願いした私にも非があると思っています。

なぜなら最初の添削者の方も時間を使って添削してくれたからです。ということでお願いした私も事前によく調べて、同じ技術部門(機械部門、機械設計)の人を選ぶべきでした。

添削をお願いする時は?

最初に挙げた通り実績を重要視するのは当然として、最低でも同じ技術部門の人にお願いするべきです。さらには同じ選択科目の人を選ぶべきでしょう。

通信教育の場合はその点は問題ないと思います。申し込んだ技術部門に最適な講師を割り当ててくれるからです。逆に自分の経験から最適な技術部門を自分で選ぶ必要があります。

みなさんも私の経験談を参考に時間を無駄にしないようにしましょう。

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