※リニューアルのため、2019年10月1日(火)から2022年度まで休館となっています。
札幌に観光に来た際にはぜひ立ち寄ってほしいスポットがあります。それが赤れんが庁舎こと、北海道庁旧本庁舎です。
単に外壁の赤レンガ造りが美しいことや、夏には花々が美しいだけでなく学校の授業だけでは教わることのない北海道の歴史を学ぶことができます。
特に樺太関係資料館と、赤れんが北方領土館は必見です。
- 内部は非常に幻想的な雰囲気を漂わせています。
- 赤れんが北方領土館で北方領土の歴史を学ぶ。
- 樺太関係資料館は戦時中の悲劇を学ぶことができます。
赤れんが庁舎の魅力その1:内部は非常に幻想的な雰囲気です。
- 明治21年建築ながら内部は非常に西洋的で美しいつくりとなっています。
外部は非常に美しい赤レンガ庁舎ですが、内部は西洋作りの非常に幻想的な雰囲気です。
特に正面の階段はとても幅が広く、さらに大きな窓から差し込む光により幻想的な雰囲気を作っています。
内部はさらに
「これが昔の建物!?」
と思うほど天井が高くさらに通路幅が広いのでゆったり中を見ることができます。
お土産屋さんもあるので、ここでお土産を買うのもいいですね♪
赤れんが庁舎の魅力その2:赤れんが北方領土館で北方領土の歴史を学ぶ。
- 北方領土の歴史を学ぶことができます。上映されているビデオではどのように不法占拠されたかを学ぶことができます。
さて、赤れんが庁舎の2階には北海道の歴史を学ぶことのできる資料室がいくつかあります。赤れんが北方領土館もその一つです。
ここでは、北方領土の歴史やロシア(旧ソ連)に不法占拠されるまでの経緯などを学ぶことができます。
特に室内で上映されているビデオでは、不法占拠されるまでの流れを学ぶことができます。
衝撃的だったのはビデオで
「いまだに北方四島はロシアに不法占拠されています。」
と流れたときに若いカップルが
「え!知らなかった!」
といったことが非常に衝撃を受けると同時に、今の学校教育は一体どうなっているのか疑いたくなりました。
領土というのは国家をなしている、まさに国家そのものです。それが不法に占拠されている事実というのを知らせるのは、国家として当然であると同時に義務であるのではないでしょうか?
そのほかにも数々の資料が展示されていて、北方領土の歴史を学ぶことができます。
赤れんが庁舎の魅力その2:樺太関係資料館は戦時中の悲劇を学ぶことができます。
- 沖縄などに比べて学校教育ではあまり触れることがない樺太ですが、非常に勉強になりました。
もう一つ北海道関係の歴史を学ぶことができるのが、樺太関係資料館です。恥ずかしながら私も20年以上北海道に住んでいませんでしたが、樺太にこのような歴史があるとは全く知りませんでした。
内部には樺太開拓までの歴史やそこでの暮らしぶり、そして第二次世界大戦で旧ソ連が進行するまでの歴史を学ぶことができます。
特に戦時中の出来事は悲惨としか言いようがなく、このような歴史をなぜ学校で教えないのか非常に不思議です。
個人的にはシベリア抑留と一緒に樺太のことを勉強すると、沖縄と同じくらいの悲劇があったと思っています。
また、ビデオも上映しており樺太の歴史を学ぶことができます。非常に勉強になりますので、立ち寄った際はぜひ一度ご覧になっていただきたいと思います。
内部の詳しい案内を聞きたい場合は、ボランティアでガイドの人がいますのでせっかく立ち寄ったのですから、ガイドの人に詳しい話を聞くのもおすすめです。
樺太について勉強したいという人には「知られざる本土決戦南樺太終戦史―日本領南樺太十七日間の戦争」という本がおすすめです。
ほとんど人のいない赤レンガテラスから。雨の日なのでほとんど観光客もいなく貴重な写真が取れました。
夏はこのように非常に花壇がきれいです。
赤れんが庁舎の魅力:まとめ
- 赤れんが庁舎こと、北海道庁旧本庁舎はその美しい外観のみが大きく話題になりますが、実際にその中も北海道の歴史について勉強できる資料館となっている。
- 学校教育だけでは学べない北方領土や樺太の歴史を学ぶことができる。
- 札幌を訪れた際はぜひ立ち寄って内部までしっかり見学してほしいスポット。
- ちなみに夏は花壇も整備されて非常にきれい。
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