バイクに乗りなら必ず行くのがツーリングですよね?
山間部のワインディングや海沿いの道を風を切りながら走るのは非常に爽快です。
しかし、結婚して子供もできると毎週のようにツーリング行くのも気が引けるし、マスツーリングのように大人数で一日中行くのも気が引けます。
また、私のように元々ソロツーリングが大好きな人もいます。
そういうことで私のような人たちを勝手に「ひとリーマンライダー」と名付けて、そんな人たちにお勧めのソロツーリングと注意点について書いてみます。
ひとリーマンライダーとは?
- サラリーマンである。
- マスツーは周りのペースに合わせる必要があるのでソロツーが好きだ。
- そもそもソロツーしか興味ない。
- 本当はマスツーもしたいが、休日は家族の目が怖くて一日ツーリングは行きにくい。→別に家族持ちじゃなくてもいいかな。
- 休日も家族サービスがあるので、なるべく午前中には帰りたい。→これも上記同様。
- 朝早く一人でさっさと行ってさっさと帰ってくる。
そんな感じで簡単に言うと「サラリーマンでソロツーリングが好きな人」となります。
ソロツーリングの心得
- 安全運転。
ソロツーリングでは事故などがあった場合は自分で対応する必要があります。山の中などで単独事故を起こし、それが携帯電話の圏外だったばあいレッカーなどを呼ぶにも非常に時間がかかります。最悪けがをしても誰も気づいてくれません。そのため、必ず安全運転をしましょう!
- スピードは控えめに。
上記の安全運転と被りますが、行動では何が起こるかわかりません。ワインディングでは思ったよりコーナーが曲がりこんでいるかもしれないですし、突然車が飛び出してくるかもしれません。紅葉の時期などはコーナーの真ん中に車を止めて外に出ている人もいるかもしれません。安全マージンを取って走りましょう。
- 峠は攻めない。
峠を攻めても何も意味がありません。事故るだけです。
- アマリングを気にしない。
タイヤにアマリングが出来ても気にしないようにしましょう。そこまで倒しこまなくてもバイクは曲がります。
- 他のバイク、車に煽られても気にしない
他のバイクにあおられたらさっさと譲ってしまいましょう。
走る時間
僕は基本的に朝4時~5時の間に出発します。そのほうが道も空いていて走りやすいので。
早ければ8時前に帰宅、遅くても午前中には帰宅するように心がけています。たまに午後に帰ったりもしますけど。
早朝ツーリングのいいところは
- 道が空いている。
- 道が空いているので渋滞がない。
- 夏は涼しい。
- 午後は家族サービスもできる。
- 家族サービスが無くても、洗車やメンテナンスをできる。
逆に悪いところは
- 道が空いてるが故にスピードを出す車、バイクがたまにいる。
- 夜が明ける前の山道は危険。
- 早朝ランニングや自転車に乗っている人が飛び出してくる時がある。
- 冬は特に寒い。
- 早起きがきつい
- 何かトラブルがあった際に自分一人しかいない
ルートの決め方
まず私はツーリングマップルを見て大体のルートや寄りたいところ(温泉や道の駅)を決めた後に、グーグルマップでルートを確認します。
基本的にフラッと走りに行く道を2~3本、それ以外は走りに行きたくなったら決めています。
ルートを決める際によく考えているのが
- 距離
午前中で帰る場合は大体高速使わなければ片道100km以内にしています。高速使う場合でも片道150km位に収めています。
あまり長すぎると、帰りに時間ばかり気になってしまい途中休憩とかも取れないからです。
また、距離が同じでも高速を使うか使わないかで大きく時間が変わりますので、ルートを考える際は高速道路の有無も大きくなります。
- 高速道路の有無
上記にある通り、高速道路は結構使っています。
行きたいところの近くまで高速で行き、目的地までたどり着いたら高速道路で帰るスタイルで走っています。
ただし、あまり高速道路ばかりを使うと出費が痛いので、時間に余裕のある時は無料区間のみ使うなど工夫します。
- 休憩場所
どこで休憩するかは意外に重要です。
特に早朝はご飯を食べすに出発が多いので、必ずどこかで軽食を取りますのでコンビニでもいいので休憩場所を探すようにしています。
時間に余裕があれば温泉に入りたいところですが、早朝からはやっていないところが多いのであきらめることが多いです。
揃えておくべき装備・用品
- ヘルメット
当たり前ですが必須。
個人的には何かあった時のことを考えてフルフェイス、最低でもジェットをお勧めしたいですね。
ベンチレーションが調節できるものだと、夏は涼しく、冬は暖かく走れて便利。
- バイクウェア
よく普段着で走っている人がいるが、何かあった時のことを考えるとプロテクションは必須。
ジャケットは3シーズンを購入して、中は薄手のダウンなどで調整。
パンツは普通のジーンズはパツンパツンになるので、バイク用が絶対にいい。
バイク用ブーツもスニーカーは万が一の転倒際に不安だし、できれば足首も守ってくれるものがベスト。
プロテクターも必要に合わせて購入することをおすすめします。特に胸と背中は欲しい。面倒な人はHit-Airがおすすめ。
- 雨具
峠では突然の雨に襲われることもあるので、持って行った方が良い。
今の雨具はかなりコンパクトなので、それほど苦にならないはずですがホームセンターなどの激安品はバイク用ではないので、これまたパツンパツンになる可能性があります。
やはりバイク用レインウェアがおすすめですね。
- 免許証
当たり前。
- 保険証書(自賠責も)
これも当たり前。
任意保険に入っていない人で事故を起こした人がいたが、相手にかなり搾り取られていたのではならず入ろう。
この辺は必須です。
- カメラ
ツーリング先でお気に入りの写真を撮るのに。
- 伝熱ウェア
冬はあった方が良いかも。
上半身と下半身は着込めば何とかなるが、指先だけは着込んでもかなり冷えるので電熱グローブはかなりお勧め。
一時期使っていましたがかなり便利でした。
[レビュー記事]真冬の雨でのRSタイチの電熱グローブを使用してみた
- 飲み物
夏のツーリングで万が一渋滞にはまった時に、熱中症を防ぐために持っていたほうが良いです。
一度トンネルの中で死ぬかと思ったことがあったので。
前日までにやっておくこと
- 荷物をまとめておく。
朝起きてすぐに出かけられるようにしておけば、それだけ時間に余裕ができます。
- 天気予報を確認しておく。
怪しい天気だったら潔くあきらめよう。
雨の中行ってスリップダウンでもしてけがをしたら元も子もない。
- 簡単なメンテナンスをしておく。
タイヤの空気圧の確認。
灯火類の確認。
ガソリンの量。
位は必ず確認しておこう。
走った後は
走り終えた後は、できれば洗車とメンテナンスを行った方が良いです。
よく、ほとんど乗らないからほとんどメンテナンスをしない人がいるが、ほとんど乗らないからこそ錆の発生やチェーンの固着を防ぐためにもしっかりメンテナンスをしてほしい。
メンテナンスといってもたいそうなものではなく、洗車とチェーンの注油くらいで問題はないです。自信の無い人はバイク用品店などでもチェーンの清掃・注油くらいは行ってくれるので、定期的に見てもらうことをおすすめします。
昔私も通勤にあるバイクに乗っていた時に、ほとんど自分で整備せずにディーラーで点検してもらったら。
「チェーンが片伸びしていてテンション合わせるの大変でした。スプロケットにも悪いのでできる限りメンテしてくださいね」
と、言われたこともあります。
特に近頃のバイクは電子制御満載なので、自分でメンテナンスができない部分も多いと思います。
実際僕もABSのついたバイクを自分で車検に持っていったら、ABSの警告灯が消えなくなってしまったことがある。自信の無い人は必ず購入店に相談しよう。
なお、自分で洗車した後にお勧めなのが、フロントフォークのインナーチューブをシリコンスプレーを少し吹いて磨くことだ。これにより、シリコンの被膜ができて防錆効果があるからだ。
ただし、無溶剤タイプを購入しないとダストシールに悪影響があるので注意をすること。
楽しいソロツーリングを!
以上、ソロツーリングの注意点、ルートの決め方や装備・用品について解説しました。
ソロツーリングならほかのメンバーのことを気にせずに、ゆっくり景色を楽しんだり、温泉を楽しんだり、おいしいご飯を楽しむことができます。
事故やトラブルに注意して、思う存分ツーリングを楽しんできてください!