技術士二次試験の勉強で地味にきついのが「キーワード集」の作成です。試験に出そうなキーワードを集めて、それぞれ解説を書いて……気の遠くなる作業ですよね。
「そういえばAI使えばよくね?」と思い立ち、ClaudeとGeminiの両方を使ってキーワード解説を作成してみました。結論から言うと、使い勝手がかなり違いました。今回はその比較レポートをお届けします。
そもそも技術士二次試験にAIは使えるのか?
まず大前提として、ここで言っているのはあくまで「勉強のためのキーワード集作り」の話です。
技術士二次試験の勉強では、各キーワードの定義・背景・問題点・解決策を自分なりにまとめた「キーワード集」を作ることが重要とされています。私自身も参考書のレビュー記事で触れましたが、参考書のキーワードだけでは全然足りないんですよね。
で、これを全部自分で調べて書くのがとにかく時間がかかる。「AIに下書きを作ってもらって、自分で確認・修正する」という使い方なら勉強効率が上がるんじゃないか?ということで試してみました。
ClaudeとGeminiに同じキーワードで解説を作らせてみた
試しに「カーボンニュートラル」「DX(デジタルトランスフォーメーション)」「サプライチェーンリスク」などの技術士二次試験頻出キーワードを投げてみました。
どちらも解説の質自体は及第点で、試験に使える内容を生成してくれました。ただ問題はその後の作業効率に差が出ました。
Claudeはエクセルに直接書き込める
驚いたのがClaudeの機能です。Claudeには「Cowork(コワーク)」という機能があり、ローカルのファイルに直接アクセスして編集することができます。Coworkでの作業の際にフォルダを指定して作業すれば自動でエクセルにまで書き込んでくれます。
つまり、事前に用意したエクセルのキーワード集テンプレートに、Claudeが直接データを書き込んでくれるんです。
「キーワード:〇〇、定義:〜〜、問題点:〜〜、解決策:〜〜」という形式を指定しておけば、そのフォーマット通りにエクセルのセルに入力してくれます。作業フローとしては以下のような感じです。
- キーワード一覧をエクセルに用意しておく
- Claudeに「このキーワードの解説を書いてエクセルに入力して」と頼む
- そのままエクセルが完成する
これは地味にすごいです。
Geminiはいちいちコピペがめんどう
一方Geminiはというと、解説をチャット画面に出力してくれるのですが、そこからエクセルへのコピペは自分でやる必要があります。
キーワードが10個くらいなら問題ないですが、50個、100個となってくると…正直しんどいです。「Geminiで作った解説をコピーして、エクセルに貼り付けて、整形して」を繰り返すのはかなりの手間です。
両者の違いをまとめるとこうなります。
| Claude(Cowork使用) | Gemini | |
|---|---|---|
| エクセルへの書き込み | 直接できる ✅ | 手動コピペが必要 ❌ |
| ローカルファイルへのアクセス | できる ✅ | できない ❌ |
| 解説の質 | 良好 ✅ | 良好 ✅ |
頼み方にも具体性が必要!
ここで注意が必要なのが、「AIに雑に頼んでも雑な答えしか返ってこない」ということです。
たとえば「カーボンニュートラルの解説をして」だけだとふわっとした説明が返ってきます。技術士試験向けに使うなら、以下のように具体的な指示が必要です。
悪い例:
カーボンニュートラルの解説をして
良い例:
技術士二次試験(機械部門)向けに「カーボンニュートラル」のキーワード解説を作成してください。以下の形式で書いてください。 ・定義(2〜3行) ・背景と現状(2〜3行) ・技術的な課題(3点) ・解決策・対策(3点) ・技術者として押さえるべきポイント(1〜2行)
これだけ具体的に指示すれば、そのまま使えるレベルの解説が返ってきます。「何のために使うか」「どんな形式が欲しいか」を明確にするのが重要です。
内容の確認は必ず自分でする!
AIが生成した解説をそのまま丸暗記するのは絶対にNGです。理由は以下のとおりです。
AIの出力をそのまま使ってはいけない理由
- 内容が古い可能性がある(白書の最新データと異なるなど)
- 技術士試験で求められる「論点の方向性」とズレていることがある
- 省庁の表現やキーワードの定義が公式資料と異なる場合がある
- そもそも理解していない内容は試験本番で使えない
AIが作った解説はあくまでも「下書き」であり、自分で内容を確認して、必要に応じて修正する作業が必要です。特に数値データや最新の政策・法規制に関しては、必ず公式の白書や資料で確認してください。
Claude CoworkはProプランへの課金が必要
一点注意が必要なのが、Claude CoworkはClaudeの有料プラン(Proプラン)に加入していないと使えないということです。
無料プランではチャット形式でのやり取りしかできないため、ローカルファイルへのアクセス機能は利用できません。月額費用がかかりますが、キーワード集の作成作業を大幅に効率化できることを考えると、試験勉強期間中だけ契約するというのも十分アリだと思います。
キーワード集を作るならClaude Coworkがベスト
今回の検証を踏まえた結論です。
技術士二次試験のキーワード集作りにAIを活用するなら、Claude + Coworkの組み合わせが最強です。
理由を整理するとこうなります。
- ローカルのエクセルファイルに直接書き込める
- コピペ作業が不要なので大量のキーワードも効率的に処理できる
- 解説の質も十分実用的
- 指示さえ具体的にすれば試験向けの内容を生成してくれる
もちろん、生成された内容の最終確認は自分でする必要があります。しかし「まとめる作業」の時間を大幅に短縮できるのは確かです。
限られた勉強時間の中で、キーワードを調べる作業に時間を取られすぎないために、AIをうまく活用してみてください。
まとめ
- 技術士二次試験のキーワード集作りにAIは有効に活用できる
- ClaudeはCowork機能でローカルのエクセルに直接書き込めるのが大きな強み
- GeminiはコピペがN必要なため、大量のキーワードには不向き
- 頼み方は具体的に。試験の形式・用途・フォーマットを明確に指定する
- 生成内容の正確性は必ず自分で確認すること
キーワード学習は技術士二次試験合格に欠かせない勉強です。AIをうまく使いながら効率的に進めていきましょう!


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