ユニフレームが販売している焚き火台の「ユニフレーム 薪グリル」。一般的に焚き火台と言えば「ピコグリル 398」のような軽量コンパクトの代わりに、風防は別で用意するものが一般的ではないでしょうか?
「ユニフレーム 薪グリル」は「ピコグリル 398」とは違いカマド型となっているので風防が不要な分、重量が重く大きくなっていて持ち運びが不便ですが、それを考えても有り余るメリットが存在します。
そこで今回はソロキャン、グルキャン合わせて10回以上薪グリルを使用してみましたのでそのレビューと、ちょっと問題がある燃焼効率の向上の仕方とやってはいけないことを解説します。
車やバイクでキャンプに行った時に怖いのがバッテリー上がり。バイクに久しぶりに乗った際に起きやすいですよね?車であってもエアコンの使用や室内ライトの消し忘れで起きる時があります。バッテリー上がりがキャンプ場で起きるとJAFも来るのが大変だし、最悪数時間待った挙句キャンプサイトまで進入できないこともあります。そんな時にお勧めなのがモバイルバッテリータイプのジャンプスターターです。「LUFTジャンプスターター」であればモバイルバッテリーのサイズでガソリン車であれば排気量5ℓ、ディーゼル車であれば3ℓまで始動できます!
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「ユニフレーム 薪グリル」のいいとこと
私は悩みに悩んで薪グリルを購入ましたが使用してみた率直な感想としては「買ってよかった」という感じです。基本的にソロキャンでしかもバイクでソロキャンが多いのですが、ソロキャンでの使用も併せて解説したいと思います。
薪を切らなくていい
これが一番のメリットですね。キャンプ場で売っている薪ですが基本的には30cm〜40cmのサイズで販売されています。コンパクトな焚き火台となると薪割りをしてからさらに半分にカットする必要があります。
薪割りだけでも結構労力を使うのにそこからさらにノコギリなどで切断するとなると、疲れ切ってしまいます。しかし、「ユニフレーム 薪グリル」はソロで持ち運べるサイズでありながら横幅が40cm程度あるので、薪のカットが不要です。なので薪割りをすればそのまま使用することができます。
見ての通り一般的な薪であれば十分収まるサイズであるので、わざわざ薪のカットに労力を使う必要がありません。ソロだとどうしても全てを一人で行う必要が出てくるので、これは大きな利点となります。
カマド型なので風防がいらない&暖かい
「ユニフレーム 薪グリル」はカマド型の構造なので別で風防などを設置する必要がありません。まぁ風が吹いた時だけ設置すればいいという考えもありますけど、キャンプ場って場所によっては結構ひらけているところもありますし、湖畔沿いや海沿いだとどうしても風が強くなりがちです。
突然強風が吹いて火の粉を辺りに撒き散らすとか、風防そのものが飛んでいってしまうリスクを考えるとカマド型の構造は安全上とても有効だと思います。
実際に笠置キャンプ場で初心者が設営したタープが崩壊するくらいの風の中焚き火をしましたが、全く問題なく焚き火をできました。
さらに熱が全て自分の方向に反射してくるので、それほど火を起こさなくてもかなり暖かいです。むしろ暑くなりすぎるくらいでしたね。ということは薪の消費量を抑えることもできるので経済的な焚き火台となります。
料理も問題なし
焚き火台はどちらかというと焚き火専用であまり料理に向かないものもあります。しかし「ユニフレーム 薪グリル」はかなり頑丈な構造をしているので、そのままダッチオーブンを乗せることもできるくらいの強度があります。そのためありがちな別売りでトライポッド購入するなどの手間が入りません。
私は基本的に料理は炭で行なっていますが、全く問題なく料理ができます。そしてそのまま炭を火種として焚き火に移行できるのでとても便利ですね。
網の高さを調整できるのでこんな感じでソロ用のクッカーでも問題なしです。
「ユニフレーム 薪グリル」のダメなところ
次に「ユニフレーム 薪グリル」のダメなところを紹介しましょう。とは言ってもちょっとした改造や使用上の注意で十分補える範囲となります。
それほどコンパクトではない
「ピコグリル 398」などに代表されるコンパクトな焚き火台は、収納時に厚さ数センチでA4サイズということを売りにしていますが、「ユニフレーム 薪グリル」は約23×40×6.5(厚さ)cmとそれほどコンパクトではありません。さらに重量も約4kgあるのでとてもコンパクトとは言えないサイズです。
私のようにバイクツーリングや車でキャンプに行く人には許容範囲ないですが、ザックなどに入れてキャンプにいく人には不向きですね。そういう場合はもっとコンパクトで軽量な焚き火台を選ぶ必要があると思います。
燃焼効率がよくないが改善可
ノーマルのままでは燃焼効率がそれほど良くありません。なぜなら焚き火台本体の吸気孔が8箇所しかなく、さらに位置が上すぎるので空気の供給がうまくいっていないと思います。
そのため私も初めて使用した時は何回も火吹き棒で空気を送らないと、すぐに火が消えてしまいました。特に焚き火が進んで灰が多くなってくるとその傾向が大きいです。
人によっては追加で穴を開ける改造をしている人もいますが、そのような改造なしでも100均で販売されているキチンや洗面台用のステンレス製の万能トレーなどを一枚弾いてあげて、吸気口よりも上に薪がくるようにすれば燃焼効率を大幅に上げることができます。
ロストルウォールが必須
「ユニフレーム 薪グリル」は「ロストルウォール」という付属品があるのですが、はっきり言ってこれは必須です。なぜ別売りなのか疑問になるくらい必要なものです。
これがないと薪が落ちてしまうので焚き火シートがあっても芝生などを炒める必要があります。
やらない方がいいこと
「ユニフレーム 薪グリル」を使用する上で絶対にやってはいけないことを紹介します。それは焚き火台の下に薪や可燃物を置くことです。
私も実際にやってしまったのですが、薪グリルの下はある程度のスペースがあるので薪を置いてしまいがちです。私も薪が乾燥するように置いていたのですが、火の粉が落ちていないにもかかわらず薪が発火したことがあります。
おそらく下のスペースいっぱいに薪を置いていたので焚き火の熱により徐々に加熱されて発火したと思われます。すぐに発火したことに気付いたのでバケツの中に発火した薪を突っ込んでことなきを得ましたが、もし気が付かなかったら他の薪にも引火して大変なことになったと思います。
そのため「ユニフレーム 薪グリル」を使用する際は
- 「ロストルウォール」は必ず購入する。
- 焚き火シートは必ず購入する。
- バケツを必ず用意する。おすすめはロゴスの「FDバケツ」です。
- 「ユニフレーム 薪グリル」下のスペースに可燃物をおかない。
を厳守して使用しましょう。
「FDバケツ」
「ユニフレーム 薪グリル」は超万能焚き火台!
デメリットもありますが個人的には「ユニフレーム 薪グリル」はソロでは最強の焚き火台だと思います。値段的にはちょっと高額ですが、それをもってしても有り余るメリットが多いです。
別売りの「ロストルウォール」の購入が必要なことや、ノーマルの状態では燃焼効率がイマイチなどの問題もありますが、それでも非常に完成度の高い焚き火台です。
ザックを背負ってのキャンプには不向きですが、私のようにバイクや車でキャンプをしている人にはぜひおすすめです!
「FDバケツ」
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