【就職に強い技術系資格7選】全て実務経験不問!転職にも就職にも有利!

資格を持っていれば

  • 「自分はこのことに関する知識を十分に持っています」

という自分のスキルの証明になります。同じ学歴・年齢でも資格を持っていればその分頭一つ抜け出すことができます。

また、自分の将来的なキャリアや、もし会社が傾いて転職することになった時に、何もしてこなかった周りの人と比べると有利に立つことができます。

僕自身も複数の資格を持っていますが、中には実務経験がないと受験できない資格もありますので、新卒の方でも取得することができ、ぜひ若いうちにとっておいてほしい資格を記載していきます。

もちろん資格が全てではなく、いかに実務に生かすかが重要ですが、とりあえず持っていて損にははなりません

なお、取り上げる資格がどちらかというと技術系、建設現場系なのは僕の仕事がプラントエンジニアだからです。

目次

お勧めの資格その1:エネルギー管理士

  • 規模の大きな工場に就職するなら取っておいて損は無し!省エネや工場全体のエネルギー管理のプロになれます。

エネルギー管理士は規定量以上のエネルギーを使用する工場にはエネルギー管理者を置く必要があります。

この業務にはエネルギー管理士免状の交付を受けている者を選任しなければなりませんので、大きい工場にで設備保全系の職務についている場合には必須の資格です。

難易度の高い資格なので取得すればかなりのアドバンテージを得ることができます。

エネルギー管理士の難易度、おすすめポイント
  • 難易度:かなり難易度は高いです。2年程度かけて取得している方が多いのが現状です。また、3年の実務経験の後で講習で資格取得している方も多いです。
  • おすすめポイント:エネルギーの大半を輸入している日本にとっては省エネは最重要課題です。工場だけでなくプラントエンジニアリング会社でも取得しておけば、エネルギー使用の効率化についての幅広い知識を有することができます。大学で熱力学などを先行された方は、ぜひ取得を目指してほしいと思います。転職にも非常に有利な資格です。

勉強法は「【テキストは研修のテキスト】エネルギー管理士合格体験記【熱分野・過去問・問題集】」を読んでみてください!

お勧めの資格その2:高圧ガス製造保安責任者

  • 1MPa以上の高圧ガスを取り扱う設備に係る場合は必須のしかくとなります。また、材料力学、流体力学など広範囲の知識を学ぶことができます。

高圧ガス製造保安責任者は高圧ガスを製造する事業所において保安のために設置しなければならない各職務に選任されるために必要とされる資格です。

大きく分けると化学・機械と冷凍機械に分けることができます。

  • 化学・機械:石油化学等コンビナート高圧ガス製造事業所で必要な資格。
  • 冷凍機械:冷凍にかかわる高圧ガス製造施設に必要な資格。
高圧ガス製造保安責任者の難易度、おすすめポイント
  • 難易度:甲種はかなりの難易度です。特に学識は記述式ですので、しっかりとした知識を身に着けてから挑むことが必要です。お勧めとしては高圧ガス製造保安講習を受講、検定試験に合格すれば試験は法令のみとなります。
  • おすすめポイント:高圧ガスプラントの建設に関する知識(圧力容器や流体力学、熱力学など)を学ぶことができます。その為、プラントエンジニアリング会社に就職したら、最初に取得してもよいくらいの資格です。

勉強法は「高圧ガス製造保安責任者(甲種機械)合格体験記【過去問・問題集・勉強方法】」を読んでみてください!

お勧めの資格その3:公害防止管理者

  • 多量の排水処理施設のある会社や場内で焼却処理をしている会社では必須の資格。水処理などに関する知識を学ぶことができます。

工場から発生する有害物質が自然環境に与える影響を防ぐのが使命。ある一定規模の工場は有資格者の設置及び届け出が必要です。

エネルギー管理士同様に若いうちに取得すればかなりのアドバンテージを持つことができます。

公害防止管理者の難易度、おすすめポイント
  • 難易度:1種は難易度が高いですが、取得するなら1種をお勧めします。認定講習もありますが実務経験が必要です。
  • おすすめポイント:ある一定規模の工場では必須の資格となります。その為、取得しておけば転職にも非常に有利です。また、排水処理に関する知識、振動に関する知識、排煙に関する知識など多様な知識を得ることができます。

お勧めの資格その4:ボイラー技士

  • ボイラーは数多くの工場で使われています。暖房だけでなく多量のお湯を作る場合や、殺菌などをする場合です。また、コージェネレーションシステムを導入している会社でもボイラー技士が必要になります。

蒸気ボイラーや温水ボイラーなどを取り扱うのに必要な資格です。工場にボイラーがある方は早めに取得して置くことが必要です。2級ボイラー技士も実務経験が必要ですが、ボイラー実技講習(3日間)を受講すれば受験資格を取得できますので

ボイラー実技講習→2級ボイラー技士→1級ボイラー技士

の順で一気に取得してしまいましょう。ただし、1級ボイラー技士試験に合格しても実務経験の要件を満たすまで、1級の免許を取得することはできません。

ボイラー技士の難易度、おすすめポイント
  • 難易度:非常に簡単です。過去問のみの対策で取得可能です。
  • おすすめポイント:ボイラー実技講習を受講すれば1級ボイラー技士試験まで、一気に受験することが可能です。(順調にいけばですが。)現在では大型のボイラーは少なくなっているようですが、1級に合格すれば転職にも有利になります。

お勧めの資格その5:危険物取扱者(乙種第4類)

  • 結構定番の資格です。ガソリンスタンドとかでも必要な資格ですね。

通称「危険物乙4」と呼ばれている資格です。危険物を取り扱ったり、その取扱いに立ち会うために必要となる日本の国家資格です。最も需要の多い乙4はガソリンスタンドの運用やタンクローリーの乗務、有機溶剤の取り扱いが可能になります。

危険物取扱者(乙種第4類)の難易度、おすすめポイント
  • 難易度:非常に簡単。過去問をしっかりと勉強すれば一ヶ月の勉強でも可能。
  • おすすめポイント:実務にかかわりなくても難易度が低く簡単に取得できます。乙4からスタートしてほかの類を受験するのがお勧めです。学生の時に取るのもお勧めできます。

お勧めの資格その6:酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者

  • タンクの中やマンホールの中で作業する場合は必ず必要な資格です。酸欠の事故は多いので取得することがおすすめです。

正確には講習で取れるので資格ではないですが、工事現場だけでなくタンクの中の作業などでも必要となりますのでお勧めです。なお、取得しても18未満は酸素欠乏危険業務での就労や、作業主任者として選任できません。

酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者の難易度、おすすめポイント
  • 難易度:講習で取得可能です。講習の時に試験もありますが落ちた人を聞いたことがありません。
  • おすすめポイント:容器の中での作業などでは必要となる資格です。講習で3日間拘束されますが、ほぼ100%取得できる資格なので、新入社員で時間のあるうちに取得してしまいましょう。

お勧めの資格その7:特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者

  • 特定化学物質と分類されるものを取り扱う資格です。化学工場とかでは必要になります。

こちらも「酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者」同様に、講習で取れるので資格ではないですが、特定化学物質を取り扱う可能性のある場合必須の資格です。なお、取得しても18未満は作業主任者として選任できません。

特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者の難易度、おすすめポイント
  • 難易度:講習で取得可能です。講習の時に試験があります。ただし、講習の時に試験に出るところを教えてくれますので、寝ると試験はかなりきつくなります。
  • おすすめポイント:こちらも講習で取得できるので、時間のあるうちに取得することをお勧めします。

新卒・就活中の方へお勧めの資格:まとめ

以上7個の資格を上げました。これらはどれも実務経験が不要ですので、すぐに受験可能です。ただし、難易度には差がありますので会社から求められている資格を第一優先として取得しましょう。

資格は取りあえず持っていて損にはなりません。もちろん、それだけで評価されることは少ないですが、自分の教養の為にも取得することをお勧めします。

勉強法についてもまとめていますので、ぜひ読んでみてください!

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