【バイクで冬キャンプ!】冬のキャンプツーリングで”役に立ったもの”、”役に立たなかったもの”

皆さんはバイクで冬キャンプに行きますか?私はソロでもグループでもキャンプに行き、そんな場合でもバイクで行きますが冬になると問題になるのが防寒対策。

車の場合は荷物を積めるので寒い夜に備えて色々なものを持っていけますが(人によっては毛布を持ってくる人も!)、バイクだと積載量に限りがあるので持っていけるものにも限界があります。

しかし、防寒対策をしっかりとしないと命に関わります。

ということで今回は僕がバイクで冬キャンプに行って”役に立ったもの”と”役に立たなかったもの”を解説していきます。

年間何台のバイクが盗まれて何台が戻ってきてるか知っていますか?

年間のオートバイの盗難届けの件数は約1万1千件。これ自動車の約1.5倍です。そして検挙率は14.9%(2017年)。盗まれたらほぼ戻ってきません。
盗難場所も駐輪場、駐車場、自宅敷地内が83%なのでどこでも盗まれる状況です。
そんな時に安心なのが盗難保険。僕も加入しているバイク盗難保険『ZuttoRide Club』なら、バイク本体だけでなく、パーツ単位で保証してくれるので安心ですね。
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目次

前提条件

まずは前提条件ですが

今回の記事の前提条件
  • 雪は降らない
  • 最高気温は10℃いかない、最低気温は2℃
  • 薪ストーブなどのストーブ関係でテント内の暖房はできない。
  • 電熱ウェアは使う。ホッカイロも併用

という条件になります。さすがに雪が降るとバイクで行くことはできないですし、薪ストーブ使えればデントの中も暖かくなるので防寒対策も楽になりますが、積載性や薪ストーブに対応したテントなどを考慮してなしとしています。

なのであくまでも防寒着や電熱ウェア、ホッカイロなどをうまく使いつつ防寒対策をしてくことになります。

また、今回挙げたキャンプギアや防寒用品に関してはあくまでも個人の感想なのでご注意願います。

役に立ったもの

まずあって役に立ったものです。

いい寝袋

いい寝袋、つまりダウンの寝袋です。積載性が限られているバイクではできる限りコンパクトな寝袋が必要です。コンパクトで防寒性の高い寝袋となるとどうしてもダウンの寝袋となり、値段も高くなり購入に躊躇する場合もあります。

車のように多くの荷物が積めるのであればかさばるけど化繊の寝袋を積むこともできるし、毛布などを持って行くこともできますがバイクだとなかなか難しいですね。

しかし、背に腹は変えられないので私はダウン製の寝袋をお勧めします。Amazonなどでは格安のダウン製寝袋もありますが、命の関わることなのでここはお金をかけましょう。

私は「シームレスダウンハガー800#2」を使用していますが、他にもNANGAの「NANGA AURORA light 450 DX」などもお勧めです。目安は快適使用温度が0℃で下限温度が-5℃としています。

この性能であれば最低気温が2℃くらいであっても特に寒さを感じることがなく過ごすことができました。もちろん他の防寒対策もしっかりしていますが。

シームレスダウンハガー800#2

NANGA AURORA light 450 DX

電熱ウェア

あんまり電熱ウェアに頼るのって実は好きじゃないんですよね。だってバッテリー切れたら終わりだし、バッテリーがあっても壊れたら終わりにあるじゃないですか。しかもバッテリーも専用品が多いし。

でも「[コミネ] バイク用 エレクトリックインナーハイブリッドベスト」を購入して考えが変わりました。この製品の何がいいかと言うと

[コミネ] バイク用 エレクトリックインナーハイブリッドベストのいいところ
  • モバイルバッテリーが使える!
    無理に専用バッテリーを買わなくても使うことができる!
  • ベストなので今持っているバイクウェアはそのまま使える!
  • 安い!
    電熱ウェアの割には安い!(中華品は除く)
  • 意外と暖かい
    着用する順番を間違えなければしっかりと温かい!

と言う感じでモバイルバッテリーを使うことができるので非常に便利です。今の時代であればスマホ充電用にモバイルバッテリーを持っている方は多いですし、最悪の場合コンビニで充電済みのものを購入することもできます。

Amazonのレビューを見るとあまり暖かくないと言う意見も見られますが、Tシャツやヒートテックの上に直接着用すれば十分温かいです。

もちろん欠点もあります

[コミネ] バイク用 エレクトリックインナーハイブリッドベストのイマイチなところ
  • モバイルバッテリーの収納部が小さい
    大きなモバイルバッテリーは入らない
  • サイズ感がイマイチ
    普段よりワンサイズ小さい方がいいかも
  • すごいポッカポカというわけではない

モバイルバッテリーに関しては「Anker PowerCore 10000」のような小型のものがお勧めです。そうしないとバッテリー収納部に収まらないので。ちなみに「Anker PowerCore 10000」を使用し、もっとも低い温度で夜中に使用しましたがバッテリーは十分持ちました。

寝袋の中で使用すれば朝まで暖かく過ごせるのでお勧めです。ベストなので一日中来ていても全く気になりません。

[コミネ] バイク用 エレクトリックインナーハイブリッドベスト

Anker PowerCore 10000

ホッカイロ

冬キャンプで防寒対策のなかでは定番ですよね。個人的におすすめは「めっちゃ熱いカイロ マグマ 貼らない カイロ 10個入 桐灰カイロ」です。貼るタイプもありますがどちらを使うかは完全に好みでしょう。

私は「[コミネ] バイク用 エレクトリックインナーハイブリッドベスト」を使用するのであまり貼るタイプは使いません。それよりも貼らないタイプを2個くらい寝袋の足元に放り込むと、足元が暖かいのでおすすめです。

また、このカイロは通常より熱くなるので低温火傷には十分注意してください。

めっちゃ熱いカイロ マグマ 貼らない カイロ 10個入 桐灰カイロ

アンダーウェア

まぁキャンプに限らずですが防寒の基本はレイヤーごとに重ね着することが危険です。雪中キャンプとかじゃなければヒートテックでも十分です。

ただ一度でいいから「ひだまり チョモランマ」を着てみたいですね。相当暖かいらしいので。

ひだまり チョモランマ

コットンジャケット

これは防寒用とかいうよりはバイクジャケットを着て1日過ごすのも大変なので、焚き火用にコットンジャケットを持って行ってます。暖を取るのに焚き火は最適ですが、バイクウェアに穴が開くのも嫌ですからね。

コットンジャケットでなくても焚き火用のジャケットを一着持っていけば、大事なバイクウェアに穴を開けずに済みますがちょっと荷物になるのが残念なところです。

ネックウォーマー、ニット帽、手袋

こちらも基本的な防寒用品ですが非常に役に立ちます。ネックウォーマーで首から冷気が入らないようにして、ニット帽で頭と耳を保護して、手袋をつければかなり防寒になります。

ただし、ネックウォーマーはロングタイプがおすすめです。あまりにも短いと隙間ができやすいので。ちなみに私は全てワークマンで揃えました。

コット+マット

寝袋も重要ですが地面側はどうしても地面の冷気が伝わるので対策が必要です。そうなるとマットだけでもいいのですが、私は寝る際の環境も完璧にしたいので「Helinox(ヘリノックス) コットワン」を使用しています。ちょっとお高いですが、かなり軽いのでキャンプツーリングにはうってつけの製品です。

さらにコットだけでは寒いので必ずマットを敷いています。いろいろ安いのもありますが性能を重視して「サーマレスト Zライトソル」を敷いています。これで寒いと感じたことはありません。

役に立たなかったもの

次に役に立たなかったものです。これはあくまでも「持って行く必要はなかったかな」程度の考えなので、あげたギアが「モノとして使えない」というわけではありませんので誤解しないようにお願いします。

あくまで”役に立ったもの”を揃えれば”ここまで必要ないかな?”というニュアンスです。

追加のダウンジャケット、ダウンパンツ

寒かったらどうしよう・・・という思いから追加のダウンジャケトやダウンパンツを持って行くともありますが、基本的に着たことはほとんどありません。

基本的にバイクに乗っている時は体感温度が気温よりもはるかに低いので、バイクに乗っていて寒さに耐えれる服装をしていればよほど気温が下がらない限り、スペック的に十分な寝袋があれば問題ないともいえます。

この体感温度に関しては色々な計算式があります。単純に風速から計算する場合もありますが、実際は気温が低いほど影響が大きく、高くなるほど影響が少なくなり湿度も影響します。

そこで湿度も考慮しているミスナールの式で計算をしてみましょう。

ミスナールの式は以下のように示すことができます。

ミスナールの式

tn = 37 – ( 37 -t) / ( 0.68 – 0.0014 × h + 1 / a ) – 0.29 × t × ( 1 – h / 100 )
tn:体感温度(℃)、t:気温(℃)、h:湿度(%)、v:風速(m/s)、a: = 1.76 + 1.4 × v0.75

ここでたとえば気温10℃、湿度70%、風速は時速60km/h=16m/sとして計算してみると、体感温度は-4.8℃となります。あくまでも体感なので人によって違いがありますが。

この体感温度に耐えれる防寒装備をしてバイクに乗っていれば、理論上は追加の防寒装備がなくても寝袋で凌げるということになります。ただし、ダウンの寝袋は人の体温で温まることでその熱を保持することで暖かくなります。

なので実際はバイクに乗る時の防寒装備そのままで寝ると、体温がダウンに伝わらないのであまり暖かくならない可能性もありますが・・・。

細かいことを気にするとキリがないですが、バイクに乗っている時の体感温度を考慮すれば追加の防寒装備はいらないと私は思っています。実際にダウンジャケットを持って行ったこともありますが、不要でした。

しかし、何度も言うように冬キャンプ予想外に気温が低下したりする場合もあります。ですのでたとえばコンパクトに収納できる「[Naturehike] ダウンズボン 800FP 防寒パンツ 撥水 防風 コンパクト 【5℃~-15℃】 収納袋付き」や「[netease gensen] ダウンジャケット メンズ 軽量 アウトドア 防寒」のようなものであれば持って行っても良いかなと思っています。

(普通の)湯たんぽ

湯たんぽ自体は非常に便利です。ホッカイロをテントの中に仕込むよりはるかに効果は高いです。

しかし、普通の湯たんぽはいかんせん大きくてバイクの貴重な積載スペースを奪います。柔らかいシリコン性もありますがそれでも荷物になるので私はいまは湯たんぽは持ち歩いていません。

非常に便利な道具でお湯を沸かすだけで使えて、それでいて長時間暖かさが持続するので非常に便利なんですけどね・・・・。

冬のキャンプは防寒対策が必須!バイクの場合は積載性と相談して!

冬のキャンプは非常に楽しいですが、しっかりとした防寒対策をしないと危険です。しかしバイクの場合は積載性に限界があります。となると防寒装備も厳選する必要があります。

バイクに乗る上でしっかりとした防寒対策をしているのであれば、スペック的に問題のない寝袋を持っていれば一晩過ごすことは問題ないと私は思っています。人によって体感温度は違うのでなんともいえませんが。

なのでまずはアンダーウェアを中心にバイクに乗っていても問題のない防寒対策をして、電熱ウェアやホッカイロで追加の対策をする。

さらに寝る時はコット+マットで冷気を防止。さらにしっかりとした寝袋で体温が逃げないようにすれば十分冬の夜でも過ごせるはずです。

年間何台のバイクが盗まれて何台が戻ってきてるか知っていますか?

年間のオートバイの盗難届けの件数は約1万1千件。これ自動車の約1.5倍です。そして検挙率は14.9%(2017年)。盗まれたらほぼ戻ってきません。
盗難場所も駐輪場、駐車場、自宅敷地内が83%なのでどこでも盗まれる状況です。
そんな時に安心なのが盗難保険。僕も加入しているバイク盗難保険『ZuttoRide Club』なら、バイク本体だけでなく、パーツ単位で保証してくれるので安心ですね。
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