バイクシートははっきりいって消耗品です。長年乗っているとどうしても穴が開いたり破けてきたりしてきます。そうなると見た目が悪いだけでなく、破れたところがどんどん広がっていって目も当てられなくなります。
とはいえ中古のシートも安くて数千円〜数万円、張り替えを業者にお願いするにしても安くても1万円台〜数万円台と決して安い金額ではありません。
ということで今回は私の隼のボロボロになったタンデムシートの張り替えをDIYで行ってみました。もちろんプロの技には敵いませんが、安く仕上げるには自分でやるのが一番です!安全性などにはそれほど影響ないですしね。
年間のオートバイの盗難届けの件数は約1万1千件。これ自動車の約1.5倍です。そして検挙率は14.9%(2017年)。盗まれたらほぼ戻ってきません。
盗難場所も駐輪場、駐車場、自宅敷地内が83%なのでどこでも盗まれる状況です。
そんな時に安心なのが盗難保険。僕も加入しているバイク盗難保険『ZuttoRide Club』なら、バイク本体だけでなく、パーツ単位で保証してくれるので安心ですね。
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ボロボロのタンデムシート
私の隼のタンデムシートは既に20年以上が経過、それに伴う経年劣化に加えてシートバッグやキャンプ用品を積んだりしていたので、かなりくたくたになっています。前後には補修シールを貼り、小さなヒビは接着剤で埋めましたが・・・いたちごっこのようにヒビが発生してきています。
接着剤で補修した箇所はさらにひび割れたり、さらに別の場所で日々が発生したりしていてもうひどい状況です。
タンデムシートですが荷物以外を乗せることはほぼないですし、走行性能には影響はないので放っておいてもいいんですけど何よりもカッコ悪い。さらに水などが染み込んでカビなどが発生すると中のスポンジ自体もダメになる可能性があるので、張り替えを決意しました。
購入したもの
シート張り替え位に必要になるものは細かいものをはいろいろありますが、必ず必要になるのが「タッカー」と「張り替え用のシート」と「防水シート」です。安いものを購入すれば3000円程度で揃えることができます。
張り替え用のシート
これがないとどうしようもありません。「バイク シート 張り替え」でAmazonで検索すればたくさん出てきますのでお好みのものを選びましょう。私が購入したのは「合皮 フェイク レザー 生地 幅135㎝ 柔らかめ 耐久性 超強弾力 ハンドメイド DIY 製作 バイクシートカバー オートバイ スクーター シートカバー 張り替え レザークラフト (1m, 黒織りの質感)」です。100cm x 135cmのサイズで1562円(2022年10月3日)と激安です。
ちょっとレビューを見ると不安がつのりますが・・・まぁタンデムシートなので良いでしょう(笑)。
他にもカーボン調もありますし車種用に加工されたものもありますので、お好みのものを選びましょう。特に車種用に加工された物はシワになりにくいのでおすすめです。ちょっと値段は高いですが。
タッカー
タッカーは簡単にいうとでかいホチキスですが、シートを固定するのに必要になります。100均で安いものも買えますし他の方の記事を見ると十分使えそうですが、私は最初に100均で購入したものでシートを固定しようとして歯が立たなかったので、強力なものを購入するのをお勧めします。
今回購入したのは「SUN UP 2ウェイメタルタッカー強力型 & 替針(ステープル)200本付き STP-1214」です。コンプレッサーがあれば「エアタッカー」が一番いいのですが・・・購入しても宝の持ち腐れになりそうなので手動で頑張りましょう。
「SUN UP 2ウェイメタルタッカー強力型 & 替針(ステープル)200本付き STP-1214」
防水シート
スポンジと張り替え用シートの間に挟みます。スポンジに水が染み込むと簡単に乾きませんし、カビなどの原因になるので必ず一緒に貼り付けましょう。とはいってもゴミ袋でOKです。
とはいっても本格的な防水シートではなくてゴミ袋でまったく問題ありません。私はついでで「日本技研工業 メガバッグス ゴミ袋 半透明 45L 厚み0.011mm 薄くても丈夫 省資源 ME-45EH 50枚入」を購入しましたが、これこそ100均で問題ありません。
「日本技研工業 メガバッグス ゴミ袋 半透明 45L 厚み0.011mm 薄くても丈夫 省資源 ME-45EH 50枚入」
古いシートの取り外し
ではシートの交換方法ですが、まず古いシートを取り外すことが必要となります。古いシートもおそらくはタッカーで止まっているので、マイナスドライバーなどを用いて1本ずつ浮かせていきましょう。地味な作業ですが1本ずつ確実に外していきます。
とりあえずこの段階では完全に抜くことを意識せずに、とりあえず浮かせることに専念します。マイナスドライバーだけで完全に外すのは少し難しいので、浮かせるだけでOKです。
全て浮かせたらラジオペンチやプライヤーで取り外していきます。マイナスドライバーである程度抜いておけば、サクサク外していくことができます。
外したタッカーの針は危険なのでその辺に散らかさないように注意しましょう。全て外せばシートを外すことができます。
外したシートですが水が染み込んだ跡があります。なかなか汚いですね。どうも新車の状態では防水シートが入っていないようですね。
シートを天日干しする
このままシートを貼り付けてもスポンジの中に水分が染み込んだままになるので、1日天日干しします。スポンジの中の水分を完全に乾かすためにも、丸一日天日干ししましょう。
この時にしっかりと乾燥させることで今後の寿命が決まるので、待ち時間が発生して面倒ですがしっかりと乾燥させることが重要です。
シート貼り付け
乾燥が終わったらシートの貼り付けです。まずシートの大きさに合わせて張り替え用のシートを切り抜きます。防水シート用のゴミ袋も忘れずに用意しましょう。
ちょっとこれは大きすぎました・・・後で作業する時に余った張り替え用のシートがかなり邪魔で作業しにくかったです。
あとはタッカーで貼り付けていくだけなんですが結構コツがいります。
- 垂直にタッカーを当てて針を打ち込むようにする。
- 前後左右でまず位置を決める。この時にある程度引っ張ってシワにならないように。
- 針がうまく刺さらなかった時はペンチで押し込む。
- 角の部分は引っ張ったり、織り込んだりしながらシワを伸ばしていく。
- DIYなのである程度は気にしない!
特に隼のシートのように角にRがついていると、シワを完全に無くすのは素人には至難の作業です。購入した張り替え用のシートに伸びが少ないとかなり困難な作業になります。素人作業なのである程度は目を瞑りましょう。
そんな感じで引っ張ったり、織り込んだりしながらバシバシタッカーを打ち込んでいきます。
タッカーの打つ位置がバラバラですが・・・どうせ誰もみないのでOKです!
ある程度打ち終わったらこんな感じです。どうしても角部にシワがよってしまいましたが、OKとしました。
余ったシートを切り取ります。間違って貼り付けた部分を切断しないように注意しましょう。こうして見るとなかなかいい感じに仕上がっていますね。
完成です。角部にシワがよっていますが初めて張り替えたにしてはいい仕上がりだと思います。バイクに取り付けて問題がないかだけを最後に確認しましょう。
バイクのシートは自分で張り替え可能!節約にもなる!
ちょっと完成度は低かったですがバイクのシートを自分で張り替えることができました。シートや道具さえ揃えればDIYでも施工可能です。お店に頼めば数万円かかる可能性もありますが数千円で施工可能です。
その分、完成度が低くなるかもしれませんがやろうと思えば自分好みのシートに張り替えることもできますし、アンコ抜きや逆にスポンジに「ゲルシート」を仕込むことで快適なシートに改造することも可能です。
1時間もかからないで施工可能なのでぜひ自分でやってみてください!
「SUN UP 2ウェイメタルタッカー強力型 & 替針(ステープル)200本付き STP-1214」
「日本技研工業 メガバッグス ゴミ袋 半透明 45L 厚み0.011mm 薄くても丈夫 省資源 ME-45EH 50枚入」
年間のオートバイの盗難届けの件数は約1万1千件。これ自動車の約1.5倍です。そして検挙率は14.9%(2017年)。盗まれたらほぼ戻ってきません。
盗難場所も駐輪場、駐車場、自宅敷地内が83%なのでどこでも盗まれる状況です。
そんな時に安心なのが盗難保険。僕も加入しているバイク盗難保険『ZuttoRide Club』なら、バイク本体だけでなく、パーツ単位で保証してくれるので安心ですね。
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