バイクにスマホホルダーをつけたかったので、Amazonでワンタッチで取り付けることのできるスマホホルダーを購入しました。
しかし、いまいちAmazonでの評価が思わしくなかったので、その評価をもとに内部を補強して運転中に壊れてスマホが外れないように改造したところ・・・見事に壊れました。
壊れた原因は元々の製品がどうこうではなく・・・私の誤った知識によるところなので備忘録として書いておきます。
年間のオートバイの盗難届けの件数は約1万1千件。これ自動車の約1.5倍です。そして検挙率は14.9%(2017年)。盗まれたらほぼ戻ってきません。
盗難場所も駐輪場、駐車場、自宅敷地内が83%なのでどこでも盗まれる状況です。
そんな時に安心なのが盗難保険。僕も加入しているバイク盗難保険『ZuttoRide Club』なら、バイク本体だけでなく、パーツ単位で保証してくれるので安心ですね。
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スマホホルダー購入!とりあえず補強することに
今回購入したスマホホルダーは「Kaedear(カエディア) バイク スマホ ホルダー」です。一応日本製なのですがAmazonのレビューを確認すると
絶対に買ってはいけない商品です。
全くオススメできません
iPhoneXを取り付け走行中、スマホが落ち画面が割れました…
耐久性、耐水性ゼロ。
使用しているうちにスマホがしっかり固定されなくなりました。
クランプが構造的に難あり
Amazonより引用
という感じで良くない評価が散見されます。まぁ評価全体で「6214」(2022年2月25日時点)もあるので、そりゃマイナスの評価もありますけど、よくよくみてみると内部が破損したり錆びたりしてトラブルが見受けられます。
じゃあ自分で改造しよう!ということで購入して早速改造しました。
ぱっと見は結構頑丈そう。だけど中を補強する!
届いた商品を確認するとなかなか品質も良くて結構頑丈そうです。ナビがわりに使用しているIphoneSE(初代)もガッチリと固定してくれます。
確認せずに購入していたので中華メーカーかと思いきや・・・日本メーカーなんですね。
万が一のスマホ落下防止用のゴムバンドも付属しており、これで3500円ならなかなかいいのでは?
しかし、破損する可能性があるということなので早速中を開けて補強していきましょう。
折れそうなピンをライトボンドで補強
まずレビューで挙げられていたのがスプリングを引っ掛けているピンが折れてしまうということです。中を開けて確認すると確かにちょっと心もとない太さ。写真の赤丸のところになります。
なお、外す際はネジを緩めるだけでいけますが、スプリングがどこかに飛んで行かないように注意しましょう。
この不安なピンを「ライトボンド」で固定します。この「ライトボンド」はノズルも細くて大量に使いたいところには向きませんが、こういう細かいところには非常に使いやすいです。さらに紫外線を照射するまでは全く固まらない(太陽光とかの紫外線で徐々に固まるようですけど)ので、非常に使いやすいです。
紫外線を当てる時間は5秒で良いと記載ありますけど、不安なので1分くら当てておきます。
なお、ここではスプリング外してやっていますけど別にスプリングは取れなくなってもいいので、つけたままでよかったですね。実はこの後組み立てる時にスプリングが外れやすく取り付けにくかったので、スプリングごと「ライトボンド」で固定しました。
要所をシリコングリスで処理
次に要所をシリコングリスで処理します。するところは先ほどの写真のスプリングと内部の歯車のかみ合いのところです。スプリングは防錆のため、歯車のかみ合いはまぁしなくてもいいんですけど、ドライで動かすよりはまぁいいかなということで塗っておきます。それ以外にもスプリングの脱落防止として中心部にもグリスを塗っておきます。
ここでシリコングリス以外を使用すると、樹脂に悪影響を及ぼすかもしれないので注意しましょう。後で別のものでやらかしますけど・・・。
私はバイク用に購入しておいた「デイトナ バイク用 グリス」を使用しました。
スプリングはこんな感じで塗りたくります。重要なのは水が入ってもグリスでカバーされるようにすることです。真ん中はスプリングの脱落防止ですけど・・・なくていいですね。
内部は中心の歯車のところに塗布します。これはちょっと塗りすぎですね。もう少し少なくても全然いいです。
なお、グリスっていうのは粘度が高くてオイルと違いしっかりと密閉しなくていい分、抵抗が大きいので若干動きが鈍くなります。これはグリスを使用する上では避けられないので注意しましょう。
最後にネジロックで固定
最後にネジロックで固定します。まぁこれがやってはダメだったことなんですけど。使うのは大好きな「LOCTITE(ロックタイト) ねじロック 222 低強度タイプ」です。バイクのボルトナットの緩み止めなどにもよく使っています。
ロックタイトを薄く塗布して締め込めば完了です。
動作自体には問題ないですけどやはりグリスのせいかちょっと動きが重いですね。何回かガチャガチャ動かしていると、動きが軽くなるので何回か動かすことがおすすめです。
これで内部の補強も防水も完了したので安心して使えますね!
が・・・壊れた!
が・・・数時間後再度動作を確認したところ
バキッ!
となって本体が真っ二つに分離してしまいました。中をよく確認するとネジ部のプラスチックが全て割れてしまっています。
「え?締めすぎた???」と思いながら内部を確認すると、締めすぎて割れたというよりも樹脂が全体的に割れてしまっています。しかも全部。
これもしかして・・・ネジロックが原因?ということで公式サイトを確認すると。
まじか・・・知らなかった。そりゃあロックタイトは嫌気&金属イオン(?)と反応して作用するから樹脂にはいまいちかもと思っていたけど・・・使えないとは知らなかった。
ということで樹脂には「ロックタイト 瞬間接着剤 低強度 20g 425-20」使いましょう。
しかし・・・高いのでこれなら100均のプラ用の瞬間接着剤でいいかな・・・。
スマホホルダーの補強は成功!でも壊れた!
ということでスマホホルダーの補強自体は完了しましたが、ロックタイトの特性を知らなかったせいで見事に壊してしまいました。ここまで壊れると新品を購入した方が早いですね(笑)。
ちなみに今回購入した「Kaedear(カエディア) バイク スマホ ホルダー」はものとしては良さそうです。しかし、確かに内部を確認するとスプリングを止めているピンだけはちょっと弱そうなので、そこだけは補強を追加でした方がいいと思います。
私は「ライトボンド」を使用しましたが、ジェル状の接着剤でも全く問題ないと思いますね。
あと、樹脂には普通のロックタイトは使用しないようにしましょう!樹脂パーツには「ロックタイト 瞬間接着剤 低強度 20g 425-20」を使用しましょう!
「ライトボンド」
LOCTITE(ロックタイト) ねじロック 222 低強度タイプ」
年間のオートバイの盗難届けの件数は約1万1千件。これ自動車の約1.5倍です。そして検挙率は14.9%(2017年)。盗まれたらほぼ戻ってきません。
盗難場所も駐輪場、駐車場、自宅敷地内が83%なのでどこでも盗まれる状況です。
そんな時に安心なのが盗難保険。僕も加入しているバイク盗難保険『ZuttoRide Club』なら、バイク本体だけでなく、パーツ単位で保証してくれるので安心ですね。
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