プラントエンジニアのお勉強【有限要素法(Finite Element Method :FEM)】




材料の強度に関する設計や構造力学になじみのない方は「有限要素法」や「FEM」という言葉を見ても、それが何を意味するのか解らない人もいると思います。エンジニアリングの世界、材料強度や構造力学の世界では特に、機械部品や構造要素内の応力や歪みを解析するためにFEMが使用されています。 FEMの結果はエンジニアが設計機械部品の強度などをわかりやすく説明するために、視覚的に非常に理解しやすく効果にデモンストレーションとして使用できます。

FEMの行い方

FEMを実施するためには、エンジニアはCADソフトなどを使って機械部品のモデルを3Dで作成します。重要なところとしてこれらのモデルは、実際の機械部品などと同様の形でモデリングされ、物理的な制約と材料特性をプロパティとして含んでいる必要があります。

モデルが完成した後、エンジニアはソフト上で作成した3Dモデルに実際の“力”を加えていきます。ソフトウェアは結果として力のかかり具合をわかりやすくカラフルに表示します。色の違いはは、異なる応力レベルを表します。青は低ストレスの領域であり、赤は高ストレスの領域である。つまり、赤い領域は、機械部品がその応力により破損などの不具合の可能性が高い場所です。

FEMの活用法

FEMの結果は機械部品上のある領域が、作用する力によって変形または破損する可能性がある場所を証明することができます。 FEMは、特許侵害訴訟でも使用され、デバイス内の機械部品が請求された発明の要素と実際に異なってどのように機能するかを証明することもできます。

また、自分が作成した架台や梁などにどのような力が加わるのかを知りたい方にもお勧めです。実際に手で計算した結果とFEMで計算した結果を比較する事で、設計の正確性を検証することができます。

FEMを行うには?

FEMを行うには非常に高額なソフトウェアを使うのが一般的でしたが、今では一部のCADソフトに標準で備わっています。それでもまだ、値段は安いとは言えません。

FreeCAD」というソフトウェアはオープンソースで使用できる3D-CADでFEMを行うことも可能です。高価なソフトウェアに比べると一部仕様が見劣りするところもありますが、毎日解析を行うわけではなくあくまで確認程度で行うのであれば十分な機能を有しています。

詳しい使い方は無償3D CAD「FreeCAD」でFEM解析に挑戦!を参考にしてください。

本格的にFEMを行いたい人へ

本格的にFEMを用いて解析を行いたい人は、まずFEMに関して勉強をすることをお勧めします。

お勧めの本は

の2冊が初心者にも解りやすくまとめられています。

 

有限要素法(FEM):まとめ

FEMは現在のPC性能の向上などにより、ソフトウェアは高額ですが誰でも簡単に行うことができるようになってきました。

もちろん、3Dモデリングを作る技術などはいりますが、それを差し引いても昔に比べれば簡単にできます。

自らが設計した設備やデバイスが、どの程度の荷重で破壊するかを考えるのにFEMを有効に使えるようになりましょう。