高圧ガス製造保安責任者の甲種機械を3発(笑)で合格していますので、過去問・問題集・勉強方法などを解説していきたいと思います。
正直言うともっと・・・短期間に集中して勉強すれば一発で合格できたと思います。
ですのでこれを読んでいるあなたは私のように3発も試験を受けずに(笑)、1発で合格を目指してください!
というか3発も試験を受けるとか時間の無駄ですから!(笑)
ちなみに、甲種化学との違いについては私自身よくわかっていません。機械系の学校を卒業しているなら甲種機械、化学系であれば甲種化学で良いと思います。
乙種機械の攻略法は「高圧ガス製造保安責任者(乙種機械)合格体験記【過去問・問題集・勉強方法】」に書いていますが、乙種機械と甲種機械の難易度は全然違います。
高圧ガス製造保安責任者とは?
高圧ガス製造保安責任者(こうあつがすせいぞうほあんせきにんしゃ)とは、高圧ガスに関する第一種製造者等に当たる事業所において保安のために設置しなければならない各職務に選任されるために必要とされる免状、および免状を交付された者、の総称である。具体的な免状には、甲種化学責任者免状、第一種冷凍機械責任者免状等があり、免状の種類に応じて、保安統括者、保安技術管理者等の職務に就くことが 出来る。
Wikipediaより引用
その中で乙種機械もしくは乙種化学というのは
石油化学等コンビナート高圧ガス製造事業所において、製造に係る保安の統括的又は実務的な業務を行う者に必要な資格で、高圧ガスの種類については制限はないが、製造施設の規模により、保安技術管理者に選任される場合に限り制限がある。保安主任者及び保安係員に選任される場合の製造施設の規模の制限はなく、これらの条件の下で、高圧ガスの製造施設に関する保安に携わることができる。
Wikipediaより引用
つまり保安技術管理者のみに制限がかかり他には制限がかからない資格ということになります。
乙種機械と何が違うのか?
では実際に試験を受けてみて乙種と何が違うのか?私の個人的な考えも含まれますが解説します。
法令
こちらはほとんど変わりません、過去問だけで対応可能となります。
保安管理技術
乙種機械よりも広範囲で出題されます。過去問だけでも対応可能だと思いますが、過去問を読んでいると突然傾向が変わったりするので注意が必要です。
過去問+テキストを熟読するのが一番良い対策方法です。
学識
これが一番変わります。まず、マークシートではなくて記述式です。マークシートであればとりあえずマークすれば良いのですが、記述式なのでそれもできません。(逆に何か書けば半分でも点をくれるのかはわかりません。)
問題の難易度も一気に上がるので、過去問だけでなく学識用の問題集が必要です。
甲種機械合格のために買うべき書籍
乙種機械もそうなのですが、高圧ガス関係の資格を受験したい際に便利な書籍はアマゾンなどでは殆ど売っておりません。じっさいAmazonで検索してもほとんどヒットしません(というか甲種はない)。高圧ガス保安協会より個別に入手するかセーフティマネージメントサービスより購入するしかない状況です。
過去問以外は使い回しでも良いと思うのでメルカリなどで中古品を探すのも一つの手です。そして買うべき書籍は
- 高圧ガス保安技術 (甲種化学・機械講習テキスト)
- 高圧ガス製造保安責任者 甲種化学・機械 試験問題集
- よくわかる計算問題の解き方 -高圧ガス甲種資格者への近道-
- イラストで学ぶ高圧ガス保安法入門
上記4冊はセーフティマネージメントサービスで購入できます。
なお、「甲種化学・機械トクトク4点セット」というものもありますが、これよりは上記4冊の方がお勧めです。
高圧ガス保安技術 (甲種化学・機械講習テキスト)
恐らく、高圧ガスが絡む会社で働いている人は会社から支給されていると思いますが、基本的なテキストになります。
特に保安管理技術と学識ではなくてはならないテキストです。
内容的には高圧ガスの試験だけでなく、普段の仕事にもつかえる非常に汎用性の高いテキストです。
私は今は高圧ガスとは無縁の仕事ですが、仕事でたまに使っています。
高圧ガス製造保安責任者 甲種化学・機械 試験問題集
まずはこれがなくては始まりません。基本的には過去問を主として勉強していきましょう。乙種は過去問だけで十分対策可能でしたが、甲種では過去問だけでは難しいところがあります。
しかし、資格試験では過去問を反復することも重要ですので、必ず購入してください。
保安管理技術は「高圧ガス保安技術 (甲種化学・機械講習テキスト)」で十分勉強可能ですが、学識の計算問題と法令は下記の二冊がお勧めです。
よくわかる計算問題の解き方 -高圧ガス甲種資格者への近道-
乙種ではそれほど難しくない計算問題ですが、甲種は乙種からのレベルアップ+回答が記述式になります。
計算問題の解説はこれが一番です。計算問題に自信がある人も購入しておくのをお勧めします。
イラストで学ぶ高圧ガス保安法入門
乙種でもおすすめした本です。法律がよくわからない人には必須の本です。難しい法律がイラストを使ってわかりやすく記載されています。
以上の4冊があれば問題なく合格することが可能です。が、甲種は頑張り次第です。
勉強期間は3ヶ月~1年!?
勉強期間としては乙種を合格してすぐに甲種の勉強をすれば、3ヶ月知恵度の勉強でも合格できるかもしれません。しかし、しばらく期間を置いていた人は1年程度の期間を見ておくことをお勧めします。
僕のように頭の悪い人間は1年くらい必要です。(3年くらい期間をあけた)
甲種機械の試験は非常に苦労しました、乙種に合格してから無駄に期間を開けたことと、仕事が忙しくてまとまった勉強時間を確保できなかったからです。
幸い、甲種機械に受験資格はありません。ですので乙種→甲種と行くよりも、一発で甲種を目指す方が効率は良いかもしれません。
高圧ガス製造保安責任者(甲種機械):まとめ
- 高圧ガス製造保安責任者(甲種機械)は難易度は高めの資格で合格率も低い試験。しかし、高圧ガスを扱う石油化学コンビナートや、産業ガス業界では必須の資格。
- 幸いにも受験資格はないので、乙種から目指すよりは勉強時間が長くなっても甲種を一発で狙うのがお勧め。
- 過去問や他のテキストも併用して一発合格を目指しましょう。
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