【プラント設計の基礎】電気火災について。その原因とは??
現役プラントエンジニアが教えるプラント設計の基礎知識。
学校では教えてくれないことを中心に、実務に直結する内容を書いていきます。今回は「電気火災」について語ります。
火災というのは工場などで発生すると甚大な被害を及ぼします。そしてその火災の原因が時には電気の場合もあります。
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意外と多い電気火災
火災というものは少なくても物的損害、最悪の場合は人命の損失という結果をもたらします。
しかし、火災の主な原因の1つが電気であることを知っていますか?
住宅の電気火災は毎年何人もの人命を奪い、多額の損失を発生しています。
電気火災とは?
毎年発生する家庭用電気火災の約3分の1は、電気製品の設計ミスもしくは製造段階での欠陥が原因となっています。
残りの部分は、電気製品の過負荷、延長コードの誤用やメンテナンス不良、誤配線によるものです。
火災の発生、維持に必要な3つの要素はご存知でしょうか?これらの要素とは、熱、燃料(可燃物)、および酸素の組み合わせです。
これら3つの要素が1つでもかけている場合は、火災を開始または継続することはできません。電気的な火災の場合、3つの要素のうち熱となります。
電気火災の原因
電気火災にどのように発生するでしょうか? 1つの例は、不適切に使用された延長コードです。
電気的な教育を受けていない人は、延長コードの使用に適したサイズを知らず、それを気にかけないことがあります。もしくは、特に損傷している場合、例えばテーブルや椅子の下敷きになっている場合、その部分から過熱する可能性があります。
その他のコードへの損傷は、工場の生産上のエラーか、何度も使用しねじれてしまっていることなどが挙げられます。
同じ原則が電気製品にも当てはまります。内部配線や部品のサイズが不十分または破損している場合は過熱する可能性があります。
十分に熱くなり、酸素と燃料が近くにあると、火災の三角形が完成します。火事は内部で始まり、すぐにその他の物に広がります。
電気的なアークは、通電された電気回路が突然分断されたときに発生することがあります。
例えば、電流を流すワイヤが突然2つに分断されたとします。電圧が十分に高い場合、電気は空気をとおり電気的なアークを形成します。
アークを通って流れる電力が十分に大きければ、大きな熱を発生するので3要素の一つとなり、火災の原因となります。
火災現場から収集されたいろいろな原因の中でも、過負荷状態の電気回路または構成要素の配線損傷による加熱による火災などは、経験豊富な専門家が調査をすればすぐに見つけることができます。
電気火災について:まとめ
電気は普段目に見えないので、いまいち火災の危険性というのが認識しにくいと思いますが、火災の原因の一つになりえます。
しかし、適切な仕様や点検により防ぐことができます。電気的な機器の設計や施工をする場合は使用者の安全を第一に考える必要があります。
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