プラント業界とプラントエンジニアの今後を解説します!

社会情勢というものは常に読めないもので10年〜20年前では当たり前だったものが、今では当たり前ではなくなってきています。

これほどまでにスマホが普及して、AIなどの必要性が叫ばれる世の中になるとは誰がわかっていたでしょうか?

そしてそれによりなくなる仕事もあれば、新たに発生する仕事もあります。

ではプラントエンジニアリング業界やプラントエンジのあの今後はどうなっていくのでしょうか?

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目次

国内は改修が多くなっていく傾向

国内は改修が多くなっていく傾向

おそらく国内では新規プラントの建設よりも、

  • いかに現在のプラントを改修しながら効率よく動かしていくか?
  • どう最小限の投資で改修していくか?
  • どうDXを活用して効率を上げていくか?

これらに尽きると思います。

既存のプラントを現在の最新技術で改修して、効率を上げることが重視されています。さらに国内にある複数の事業所を統合し、利益率が低く採算の取れないプラントを停止することで経営効率を上げているところもある状況です。

例えばENEOSホールディングス(HD)は和歌山製油所(所長:手島 政嘉、和歌山県有田市)の精製・製
造および物流機能について、2023年10月を目途に停止することを決定していますし、アサヒグループホールディングス(GHD)は、傘下のアサヒビールの神奈川工場(神奈川県南足柄市)と四国工場(愛媛県西条市)の操業を2023年1月に終えると発表しています。これらのニュースが示す通り、一見事業的にはなにも問題ないような会社でさえ、プラントや工場を閉鎖しています。

よって日本国内では新たなプラントを建設して会社規模を拡大することよりも、既設のプラントを最新技術をもって改修して維持していくことの方に重みが置かれています。

例えば2016年の加古川製鉄所の第3高炉の改修では最新技術を利用することで、わずか90日という短期間で高炉の回収を終えましたし、AIによる安定創業のシステムも導入しました。また、日本製鉄は2022年に490億かけて名古屋の航路を回収する計画を立てています。

つまり、単に大型プラントの設備投資がない=日本の企業競争力が低下したとか、日本の国力が低下したと金が得るのは時期早々で、むしろ最新技術を生かすことで新たに建設する必要があったプラントも、改修することで維持できているということです。

ということは我々プラントエンジニアもこれからは単にプラントの設計だけではなく、いかにD Xを駆使してプラントを更新、回収していくかという知識も必要とされる事態になってきてるということです。

DXのためには人工知能の知識も必要

人工知能の知識も必要

DX推進のためには人工知能などの知識が必要となってきます。このような事態を見据えた知識を身につけることのできないエンジニアに将来はないでしょう。もちろんこれは日本国内だけでなく海外でも必要とされるので、学んでおいて損のない知識ということになます。

そういう私も人工知能に関しては全く知識はありません。なので日本ディープラーニング協会が主催しているG検定にチャレンジしようと思っています。もちろんAIを導入するには専門のデータサイエンティストなどの協力が必要となりますけど、だからといって無知であっていいはずがありません。

それよりも専門的な知識は専門家に任せるとしても、あくまでも専門家はAIの専門家であり、例えば自分の工場でどのようにAIを活用したくて、どのようなデータがあり、どのようにAIに展開していくかは専門家はわかりません。そのため、ある程度の知識を持ち専門家ともそれなりに話すことのできるくらいの知識は必要となるので、G検定を受けてみようと思っています。

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他の会社でも自分の会社でAIを開発するかは分かりませんが、最低限の基礎知識は必要となってくると思われます。プラントエンジニアも昔は機電一体とよく言われていましたが、今後はAIやDXの知識も自分で勉強していかないと、世の中のトレンドに置いていかれると思われます。

そのためにもDXやAIについては自分で勉強しておくことがお勧めです。

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海外では新規プラント投資がまだまだ元気

海外では新規プラント投資がまだまだ元気

一方海外では日本と比べ物にはないほど設備投資が盛んです。特に新興国では水処理や発電所などインフラ関係の投資が盛んに行われていますので、今後はむしろ海外が主戦場という意識が必要です。

となるともちろん英語力が必要となりますけど、最悪は通訳を雇えばいいので完璧に理解するは必要はありません。ただし、現場で図面などを簡単に説明できるくらいの英語力は必要となるので、やはり勉強は必要です。

ただしここでも今までとは違う知識が必要になります。それはSDGSてす。実は誤解している人が多いんですけど、SDGsは環境対応だけでなくて人に対することも含まれるのですが、どうも環境対応だけを求められがちです。でもその流れが世のトレンドならそれに従う必要がります。

つまり、これからは環境に少しでも優しいプラントを開発していく必要があります。それはそれでまた別の知識が必要となりますし、今後は少しくらい値段が高くも環境対応したプラントでないと受注できないことも考えられます。そのため少しでも電力を削減するとか、副産物で発生する廃棄物や二酸化炭素の少ないプロセスを考える必要があります。

つまり、常に環境のことを考えたプロセスに進化していかないと、世の中の流れに乗らなくなります。もちろんこれは日本国内にも当てはまりますね。

再エネ、省エネ関係の知識が必要

再エネ、省エネ関係の知識が必要

今後はなんだかんだ言いながらもまだまだ石油関係のプラント建設は続いていくでしょう。結局、再生可能エネルギーや原子力発電がもっと普及しない限り、石油に取って代わる効率的なエネルギーはないからです。

だからと言って今のままのようにエネルギーのほとんどを石油に頼っていくことはできませんので、新たなエネルギー源を探していく必要があります。特に水素やアンモニアはエネルギー源として期待できますし、アンモニアは化学工業(肥料)で多く使われていましたが今後はフロンに代わる用途と共にエネルギー源としても期待されているので、アンモニア製造プラントには大きな未来が存在しています。

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プラント業界&エンジニアの仕事は無くならない!

色々とプラントエンジニアの今後を語らせてもらいましたけど、仕事自体がなくなることはありません。それが日本国内だと改修の仕事が多くなりそうだとかです。

しかし今後はDXやAI、ディープラーニング、SDGsなどの知識がないと日本だけでなく世界のトレンドに置いていかれる恐れがあるでしょう。実際日揮などのホームページを見ても環境対応やSDGs、ディーエックスについて語られています。

日本最大のプラントコンストラクターでさえ、このような対応をしないと生きていけない世界です。みなさんも、世界のトレンドに置いていかれないように、今何がプラントエンジニアに求められているのか?どのような知識が必要なのか?よく考えて必要な知識を習得していく必要があります。

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